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哲学

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2020年4月の記事一覧

『ガザに地下鉄が走る日』岡真理

はじめに:女史の大好きなイスラエルとパレスチナ本日は、女史の大好きな、アラブ文学者の岡真…

『アラブ、祈りとしての文学』岡真理

はじめに:文学作品の存在意義とは今回も、女史の敬愛する、アラブ文学者岡真理さんの作品につ…

『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム

はじめに:自由と孤独本日は、女史の反資本主義精神を育んだ張本人でもある、フロム先生の著作…

『愛するということ』エーリッヒ・フロム

注意:本著は素晴らしい作品だ。しかし、本著は1956年に出版された本で、当時の差別的な社会の…

『武士道』新渡戸稲造

はじめに:古来の日本人の哲学武士道とは、日本人なら誰しも聞き覚えがある言葉だ。武士に始ま…

『フレームワークの神話-科学と合理性の擁護』カール・ポパー

はじめに:既存理論をぶった切れポパーは私の尊敬する哲学者だ。今回は、ポパー先生の、科学的…

『エルサレムのアイヒマン』ハンナ・アーレント

注意:女史は、ナチズム、アイヒマン及びその他関与人物を一切擁護しない。本記事内で、アイヒマン裁判自体の正当性を疑う記述がある。しかしそれは、女史がこれら人物を擁護しているわけではないことを、ここに明記する。 はじめに:正義への疑問、悪の正体今回は、女史の好きな哲学者TOP 3の一人、アーレントの著作について記す。女史は大のイスラエル好きであり、ユダヤ関連の歴史や文学研究を日々行い、イスラエルを毎年訪問している。ゆえに、彼女の『エルサレムのアイヒマン』は、私が最も好きな書物の

『自由論』ミル

はじめに:個人の自由と社会の制限ミルは、個人の自由と、社会における自由への制限について本…