見出し画像

--服作りのススメ-- 既製服がしっくりこない人は、自分で作るという選択肢もありますよ

夏に向けて、半袖のブラウスを縫いました。ダブルガーゼの身頃にリブ衿を付けた、Tシャツ型のブラウス。

昨年の夏に作った同じタイプのブラウスは大活躍だったんです。もうすっかりお気に入りで。ただその分、使用頻度が高すぎて生地の傷みが心配…ということで、この度は夏に入る前の追加生産です。

前回はシンプルに無地で作りましたが、今回はちょっと遊んでみようと思い、柄のある生地を使ってみました。自分で描いたねこ柄プリントのダブルガーゼ。リアルファブリックさんにデータ入稿して作っていただいた生地です。

己の年齢を考えると、「コレ、私が着ても大丈夫か?」というのが一瞬あたまをよぎります。でもすぐに「自分が気に入っていれば良し!!」の方に軍配が上がりました。うん、いいんです。だってこの生地、ふわふわで大好きなんだもの。ふわふわは正義。


自分で作った服を着るようになったのは、2年ほど前から。きっかけは、図書館でふと手に取った本でした。

自分のワードローブがどうもしっくりこない。なんだか服に着られている気がする。気に入って買ったはずの服なのに、着ていてストレスを感じる。
当時、私はそんなモヤモヤを抱えていました。同じような悩みを抱えている人はちょっと読んでみてほしい。私はこの本に背中を押されて自分のために服作りをはじめました。


自分のための服作り。やってみて思ったのは、時間もお金もかかるし面倒だけど、それ以上にいいことがいっぱいある!ということです。ちょっと書き出してみますね。

■いいことその①
自分の好きなデザイン、自分のサイズ、自分が気に入った素材で作ることができる。そう、ぜーんぶ自分で好きなようにできるんです。こんな服が欲しいなと明確なイメージがあっても、探してみるとなかなか見つからないものです。私の場合は低身長ということもあり、サイズが合う服というのがまず売ってません。ないものを探すより、作っちゃった方が断然早い。合理的。

■いいことその②
自分のために作った服は着心地がいいので常に一軍選手で大活躍。タンスの肥やしになることがありません。自分好みのデザイン・サイズ・素材で作っているのだから、活躍しないわけがないのです。私の場合、出番が多すぎて同じものを追加で作ることも多々あります。

■いいことその③
服に愛着がわき、着るたび触れるたびに幸福感を得られる。手間暇かけて作った服には、きちんとお手入れしながら大切に着ようというやさしい気持ちが自然と芽生えます。愛着がある服を身に着けるということは、毎日ちいさな幸せを味わえるということなのです。地味にすごい。


こんな感じで、自分のための服作りはなかなかに良いものです。いいこといっぱいでおすすめです。

お裁縫が苦手な方にはちょっとハードル高めかもしれませんが、今は丁寧に教えてくれる動画やパターン付きのソーイング本もあります。世の中に自分が着たいものが見つからなかったら、「自分で作ってみる」という選択肢もありますよ、というおはなしでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?