絵画を撮影するシステムの構築 その1
児童絵画を保存、貸出する財団を親戚が運営していて、WEBカタログなどに載せるサンプル用の撮影に手間がかかるので、もっと簡便にできないかと相談があった。夏前くらいの話。
これまでは自作のスタンドに絵を吸着させて、位置調整しつつ写真を撮っていたそうで、特に位置調整に1人、シャッターを押すのに1人と手間がかかっているとのこと。年に何百枚も撮影するので、それは大変だろう。
↑ 従来の構成
相談されて、すぐに思いついたのはフラットベッドスキャナ。
画用紙サイズのスキャンができる製品って、この世にどのくらいあるのだろうと調べてみると、、あるにはある。
だが高い。本体130万円+保守が毎年15万円とか。まあ財団なのでお金はあるのだろうけど、これまでコンデジで運用していたようなものなので、一応提案はしたが、そんなにお金をかけるのもなーと、あえなく却下。
つぎに考えたのは、カメラは やぐら か何かで上方に固定し、手元に画用紙を置く。PC画面でライブビューを見つつ位置調整して、PCでシャッターを切る。これなら一人で、座ってできそうだ。
カメラはPCライブビューができるものを新規に買うとして、ヤグラはDIY大好きな親戚(理事)に作ってもらって、と考えると、わりあい安くて便利なものができそう。
というわけで、ざっとCAD絵というかCGを作って提案しました。
うまくできたと思う
案①はフラットベッドスキャナです。
めでたくおすすめ提案した構成が採用、ヤグラの作成とカメラの購入に進むことになったのでした。そんな2018年の初夏。
わたくしは立場上、現金報酬は受け取れないので(笑)、大好きなラーメン屋の「味噌チャーシュー麺」をごちそうになりました。
きっとこれはその2に続く。そのうち。
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