映画「弥生、三月」を観て

こんにちは

この度,緊急事態宣言が解除され近所の映画館で映画鑑賞ができるようになったので,三月に見ることのできなかった「弥生、三月」を観てきました.

あらすじ

 宮城県の山田太郎,結城弥生,渡辺さくらの3人は仲良しであった.
そして,渡辺さくらは元サッカー少年である山田太郎に片思いをしていた.
 ある日のこと,3人は普段からバスを利用し高校へと通学してをいたが,弥生が乗り遅れて少し先を行くバスの後ろを「待てぇー」と追いかけることに.
 やっとのことで運転手が気づき止まってくれ,無事にバスに乗ることのできた弥生は,勢い余ってさくらと離れバス後方に座る太郎に「さくらがサッカーをしている姿を見ると元気が出る」と,言っていた,と伝えてしまう.それを聞いた太郎は「あいつが元気になろうと,死のうと関係ない」と口にしてしまう.それを聞いた弥生はただビンタをし,太郎の元を離れ,バス中央に座っていたさくらの元へ.
 学校に着き自分の教室に行こうとする太郎が廊下を歩いていると,弥生の怒号が聞こえ,弥生とさくらの属する教室に足を踏み入れる.
 そこで太郎が見た光景は,黒板に書かれた「エイズ罹患W.S」の文字だった.
弥生の怒号はエイズに対する知識不足で偏見しないでほしいというものだった.
 つまりさくらは,以前輸血した血液によってエイズに罹患した患者で余命わずかだったのだ.
 高校卒業を3人で迎えることなく,さくらは天国へと旅立ってしまう.さくらを失った2人の人生を「1年 = 1日」として,ある瞬間までを描いていく.
 果たして2人はどのような人生を送り,どのような結末を迎えるのか.

鑑賞感想

ラストにかけて2度泣きました.

 1年間が1日として描かれているので,観ている最中でももうここまで進んでるの!どうなっちゃうの!と,ドキドキしてみることができました.
 役者さん方も,最初は少し無理がある高校生役から始まり,適年齢,そして少し大人な歳までをメイクと演技で表現しているので,ストーリだけでなく実際の人間の未来までを観れている気持ちになれました.

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数年越しに公開
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