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こんなところに「好き」があった

全然まとめきれず長くなってしまいました。
心療内科で2度目のカウンセリングを受けて考えたことを書いています。それでは、よろしければどうぞ!


写真とわたし


写真が好きです。

そんなこと、いままで考えたこともありませんでした。好き嫌いを意識することがないくらい、私には自然な行いだったのかもしれません。

携帯電話が普及しはじめたころが高校生で、写メ(メールに写真を貼り付ける、の意。死語ですか?)が出はじめたのが大学生のころでした。

だから、お出かけしたところの写真を撮っては家族や友人に送りつけていました。

20代半ばになるとmixiなどのSNSが流行りだして、写真を使ったコミュニケーションがますます盛んになりました。

そういう時代に生きてきたので、写真を撮るのは呼吸するくらい当たり前になっているんでしょうね。


20代の頃から散歩や旅が好きで、歩いた場所や旅先で見たものを撮っていました。

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大阪城のお堀(2019年)↑

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鹿児島県伊集院町(2013年。現・日置市)



今でも散歩のあいまに立ち止まって、花や景色を撮っています。

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娘が産まれるとますます写真魔になって、スマホに保存されている写真も膨大な数になりました。

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イオンモール沖縄ライカムの5階から撮影(2020年)


8年くらい撮りだめてる風景写真もまだ消せずに残っているのに、

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上 皇居の楠木正成像(2018年)
下 識名園(2019年)


家族でお出かけするたびにどんどん撮るので。

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上 首里城公園
下 残波岬公園 いずれも2020年



美しい風景の写真を見るのも好きです。
うっとりして、癒されるんです。



「写真が好き」



そのことに気づいたのは、2回目のカウンセリングのときでした。 

最近から心療内科通いが始まりました!


iPhoneとわたし

先生からこんな話を聞いたんです。

その先生は、おじさんというにはお歳を召しているけどおじいさんというには若すぎる感じです。

上等な会議室みたいな診察室の、縦に長くて大きなテーブルの真ん中で、背もたれのゆったりしたひとりがけの大きなソファにもたれて座り、先生は私の目を見て話しました。

「iPhoneを作ってる人たちの中には、ASDの人が結構いるはずです」

マスク越しに言葉がモゴモゴと発せられるので、ふだんより集中して聞かなきゃいけませんでした。

「ASDの特徴として、文字よりも映像のほうが記憶に残りやすい、というのが挙げられます。

例えばiPhoneも、『写真を撮る』と文字だけで書いてある場所をタップするよりも、画面にカメラのアイコンがあれば『ここを押したら写真を撮れるんだな』とひと目でわかりますね」 

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たしかに。

「この、絵を使って次の動作を表す、というのは、ASDの彼らならではのアイデアだと思います」

なるほど。

スマホデビューしてから今まで、ずっとiPhoneユーザーです。直感でサクサク操作できるので、すっかりハマってしまいました。

この使いやすさは、私みたいな特性のある人々のひらめきと、それをかたちにする努力のたまものだったんですね!


写真もiPhoneの操作と似ている、ということでもないですが、撮るときに直感が働いてる感じはします。

ふと、ステキな景色にめぐり逢ったとき、スマホのカメラを向けてシャッター押すと気分が変わるというか。

疲れも取れて、また前を向けるというか。 

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那覇市内(2017年)


どうして「写真が好き」なのか

カウンセリングの中で、このようなアドバイスもいただきました。

生活の中に映像をうまく取り入れると、日々のストレスが減る。

例えば、料理。
文字だけのレシピを読んで作るよりは、写真や動画のレシピを見ながら作るほうがはかどるし、覚えやすい。

ASDの人たちは、動作や行動が目に見えたほうが生活しやすい、という特性があるようです。


そういえば、本などの文章はつい読み飛ばしてしまうけど、写真や絵はいつまでも見ていられる。

美術館なんか行っても、ただボーッと佇んでひとつの絵を眺めるのも良し、いくつかの絵をササーッと見ていくのも良し、で。

自分のペースで見れる気軽さというか安心感が写真や絵にはあります。

だから「写真が好き」なのか!


映像を日常に取り入れる

これからは、写真を上手に使ってリフレッシュできたらと思っています。

その一環で、noteでも綺麗な写真のある記事を見たり、撮りだめてる風景写真をUPしたりしています。



もちろん、写真も撮っています。


カウンセリングを受けて、かくれていた自分の「好き」を見つけることができました。

子育てに追われて過ごす中で、じぶんと向き合う機会があってよかったです。

いただいたサポートで、たくさんスタバに通いたい……、ウソです。いただいた真心をこめて、皆さまにとどく記事を書きます。