その125 衰え

歳をとるということは、ぼくにとってそんなに悪いイメージではない。
もちろん芸人として売れないままこんな年齢かという焦りはあるけどね。

でもたくさんの人生の先輩たちが、歳をとっても最高にカッコよく生きているので、
歳をとること自体に抵抗はまったくないのだ。

身体が変化していくことも、受け入れられる。
ついこの間老眼が始まっているとメガネ屋に言われたときは軽くショックだったけど、
それもまぁ、予想だにしていなかったというだけで、別に絶望するほどのことでもない。

ただ、ひとつを除いて。
うん。ひとつだけ、どうしても受け入れたくないことがあるんだ。

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