その24 憧れと黒歴史

「憧れ」

憧れと黒歴史は紙一重である。

当時はめちゃくちゃカッコいいと思っていたことを
成長し振り返ると恥ずかしく感じてしまう。

多かれ少なかれ誰にでもあることだと思う。

だけど、それは本当に良いことなのだろうか。

あの時のときめきは本当に「黒歴史」の一言で
否定してしまってよいものなのだろうか。

成長し、大人になっていくと、こういう経験は減っていく。

それは賢くなったからではない。
黒歴史となってしまうことを恐れて、
憧れるという行為を遠ざけてしまっているからだ。

あの時のときめきは正しい。

そう考えることで、
黒歴史と笑い話にされてしまった過去の自分を
少しだけ肯定してあげられるのではないだろうか。

ここから先は

1,178字
いくらしんぶんのすべてのエッセイをまとめています。 過去のアーカイブもすべて閲覧することができます。 月に4本は投稿予定。月300円で読み放題です。 たまに購読特典でなんかやってみようかなと思っています。 ご希望などあればご連絡ください。よろしくお願いします!

書いたエッセイをまとめています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?