その24 憧れと黒歴史
「憧れ」
憧れと黒歴史は紙一重である。
当時はめちゃくちゃカッコいいと思っていたことを
成長し振り返ると恥ずかしく感じてしまう。
多かれ少なかれ誰にでもあることだと思う。
だけど、それは本当に良いことなのだろうか。
あの時のときめきは本当に「黒歴史」の一言で
否定してしまってよいものなのだろうか。
成長し、大人になっていくと、こういう経験は減っていく。
それは賢くなったからではない。
黒歴史となってしまうことを恐れて、
憧れるという行為を遠ざけてしまっているからだ。
あの時のときめきは正しい。
そう考えることで、
黒歴史と笑い話にされてしまった過去の自分を
少しだけ肯定してあげられるのではないだろうか。
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