その22 昆虫採集

虫が苦手だ。

例外なく虫が苦手だ。

みみずなら多少いけるか……?と考えてみたが
一体何をどういくのかよく分からないから
やはり虫はすべて苦手ということにしておく。

小さな頃「虫は無視する!」というダジャレで
クラスを一世風靡した男の子がいたが、
「無視できるわけないし」と内心馬鹿にしていた。
 

小さい、素早い、汚い、裏側がキモい……など
虫を嫌う理由は誰でも思いつくことだろう。
実際ぼくもそんな変わった理由はないので割愛するが、
まぁ大体同じような理由だ。

しかしいくら嫌いだからと言って、
人間は虫を避けて生きることなど不可能なのである。

何だったら嫌う人にこそ、虫は寄ってくる。
虫の神様は残酷だ。

ここから先は

893字
いくらしんぶんのすべてのエッセイをまとめています。 過去のアーカイブもすべて閲覧することができます。 月に4本は投稿予定。月300円で読み放題です。 たまに購読特典でなんかやってみようかなと思っています。 ご希望などあればご連絡ください。よろしくお願いします!

書いたエッセイをまとめています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?