目の前の人はだぁれ?
ワタシがはじめて店舗をかまえたのは、
東京下町荒川区にある、細い路地裏。
目の前に銭湯がある小さな店でした。
おとずれるお客様は、皆口々に
「なんでここに店を?」と尋ねられました。
大きな宣伝もせず、というか、SNSも縁遠い時代。
広告といえば、アナログのチラシ。勇気を振り絞って配ったチラシはたった1枚。
そんな、ささやかなはじまりでした。
はじめは、お客様が来ないが当然。
壁のペンキ塗りやら、看板作りやら、なにかをしながら、お客様を待つ日々。
「あ!ごめんなさいねー」
なんて、お客様を作業着でお迎えも多々でした。
いらしてくださるお客様は、
店の2階に住む一人暮らしの女性や、
グンゼの肌着上下をきた年配の男性、ヘルメットをかぶりながら一生懸命自転車をこいでくる小さな女の子や、いつも感嘆の声をあげて喜んでくださる役所の女性たち。
なんだか毎日が、ドラマの主役のような方々ばかりでした。
はじめの出会いや、肩書きは、きっかけにしかすぎず、
その方の、奥のエネルギーを見つめさせていただくと、いつも素敵なミラクルが起こる。
白湯をとても喜んでくださった男性は、
素晴らしい脚本監督さん。
いつも、ワタシの糧を作ってくださり、魔法をかけてくださるのは、支えてくださる皆さまなんだよなぁ、、と思う日々です。
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