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シン・エヴァンゲリオン観て、同じストーリーやフレーズを繰返し提唱し続けることへのちょっとした独り言

シン・エヴァンゲリオンを観てきた。
しかし映画のネタバレを話したいわけでは無い。(一応ネタバレ注意)
同じ話を書き続けるという事について、思った独り言である。

アイスランドの歌姫、ビョークが言っていた事で、
イギリスの劇作家が傑作を書くのは60になってからであると。
だから私も今までは全てリハーサルだ、みたいなことを言っていて
かっけーなあとその時は思っただけだったが
今、気になって庵野監督ってTV版の頃は何歳だったのだろうと調べたら、
・TV 95年………………35歳
・劇場版 97年…………37歳
・序 07年…………………47歳
・破 09年…………………49歳
・Q 12年……………………52歳
・シン 21年………………60歳

60歳になられていた。
少なくとも、そういった創作畑で半世紀近くやり続けた人な訳で。
四半世紀も同じ作品と睨めっこして、そんな人の精選作業から出来た
一つの作品だったのかと思うと、なんかすごい。

シン・エヴァ本編の感想は、自分はライトなファンなので
純粋に楽しませてもらったし、圧倒もされた。
今はまだ余韻に浸ってて何も考えられないので
そのうち詳しい人の記事やらなんやらをみて
勉強させてもらう事にする。

して、繰返し同じテーマを扱い続けることについて
創作をしようとしている身からすると、
同じネタを出してしまうと飽きられるのではないか、
というワナビーのくせに余計な心配をしてしまう。

でもモネなんかも、同じ様な「蓮」の絵を繰り返し描いていたし
(売れるからだ。という人もいるけれど)
向井秀徳も「繰り返される諸行無常」とよく言っているし、
割と自分の中で腑に落ちていたり、気に入っているフレーズが
あるのであれば、繰返し唱えること、唱え続けることで
見えてくるものがあるのだろうかと。

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