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核兵器の不拡散

広島と長崎に投下されたあと、終戦と同時に原子爆弾は使い道を失った。絶対兵器の後始末をどうするか? それが生まれたばかりの国際連合の初仕事になった。科学者たちは原子力の平和利用、特に発電、が自分たちの本来の使命であると考え始めた。原爆の後始末と原子力発電を統一して行う計画が、原子力の国際管理案であった。野心的なこの計画を委ねられた国連は、やがてそれをもてあますようになった。最終的に、統一的な国際管理案は放棄され、核兵器の不拡散に課題を絞って、人類は取り組んだ。今回のテーマは、核兵器の不拡散を確保するレジームの構築と運営がいかなる困難に直面してきたかについて、バルーク案以来の歴史を例に引きつつ解説しなさい、である。

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