【報告】第76回まちカフェ -まち(商店街)ではじめる「なくてはならない場所」【ぬくもりと冷静さ】
2023年9月16日に第76回まちカフェを開催しました！
今回は2023年9月5日に桃谷駅前商店街に新しくオープンされました「ひとひとケアクリニック」にて院長の中村一仁さん（カズさん）にクリニックの中をツアー形式で案内していただき、その後さらに深く色々とお話を聞かせていただきました。
その様子を少しお伝えさせていただきます。
院内ツアー
「ひとひとケアクリニック」は9月5日に開院されたばかりですので、院内に入った時に新築の匂いがして、ぬくもりを感じられるデザインと自然の音が流れているBGMと映像など五感で癒しと場所自体の新しさを感じられます。
入り口を入ってすぐのところには「ひとひとケアクリニック」の暖簾が飾られており、当初は入り口の扉のところにかける予定だったそうですが、いよいよ何の場所かわからなくなりそうで断念したと話されていました。
このスペースには身長体重を測れる機械と血圧を測れる機械が置かれており、誰でも自由に測ることが出来るようになっています。
まちの中に気軽に健康チェックが出来る場所があるのは良いですね。
身長を測るときにやりがちのお約束も出来ちゃいます。
院内に入ってすぐのところは誰でも自由に使えるカウンタースペースとなっています。
自習やちょっとした作業などに使っていただたいて良いですよーとカズさんは仰っておられました。
クリニックに商店街ビューなフリースペースがあるのは面白いですよね。
どなたでも気軽に入っていただける場所として素敵なスペースとなっていきそうです。
入り口の診療時間の案内板や院内の案内サインはスタッフの方の手作りだそうです。
どれも手作りとは思えないクオリティで驚きました。
全体的に木を多く使われたデザインで、訪れる人がぬくもりと落ち着きを感じられる空間を作られているなぁと感じました。
クリニックの奥にはMRI室があり、常時磁場が発生しています。
スマホを持ったまま入ると磁場でスマホが壊れてしまう可能性があるので、手前のところで写真を撮らせていただきました。
あまりにもぬくもり溢れる院内なので、忘れかけていましたが、このMRI室では常にシュイン、シュインと機械的な音が出ているので、ここは病院だったのだと改めて思わされました。
しりとりラジオ体操
「ひとひとケアクリニック」では毎朝しりとりラジオ体操を行なっているそうです。
ルールは簡単。
しりとりをしながらラジオ体操をすること。
これがなかなか難しい。
考えていると身体が動かなくなるし、身体を動かしているとしりとりが疎かになる。
みんなでキャッキャ言いながら楽しく行えました。
良い運動になるし、脳の運動にもなるのでオススメです！
ひとひとケアクリニックについて
後半は院長の中村一仁さん（カズさん）に「ひとひとケアクリニック」についてお話していただき、みんなで質問していこうのコーナーでした。
カズさんは脳神経外科医なので、ここ数年は生野区の方を中心に、たくさんの手術を担当されてきました。
手術と帰宅の連続の毎日の中で、ふと「目の前の患者さんのこと何も知らんな」と思われて、まちに出てみようと思われました。
そこから地域の色んな場所に参加されて、まちのぬくもりと医師としての冷静さを身に纏われ、その魅力に人が集まり、人と人が繋がり、「ひとひとケアクリニック」開院となりました。
むすびに
今回も生野区内外から地域活動に積極的な方が参加してくださいました。
院長のカズさんやスタッフさんを含めると17名の参加者でした。
実際に場を持たれて運営されている方が今回多く来られていた印象です。
教育、福祉などジャンルの違いはあれど、それぞれの場所や人が今回のまちカフェのような機会でゆるっと繋がり、今後の豊かさに繋がっていくんだろうなと感じました。
とても印象的だったのが、「クリニック」は「まち」の共有のもの（みんなのもの）であって、自分のものとは思っていないというカズさんの言葉でした。
その言葉を現実のものとするためにも「ひとひとケアクリニック」を開院され、これから生野区内外の方にとって「なくてはならない場所」になっていくのだろうなと思いました。
次回のまちカフェ
第77回目の開催となる10月のまちカフェは西生野周辺の気になる場所を訪ねるツアーです！
10月21日(土)10:00〜12:00
【集合場所】
源ヶ橋温泉
【訪ねる場所】
フリースクールひみつきちHATOBA
街のスマホ屋さん しむや
チャリティショップKANAU
まち歩き形式ですので、ひとつの場所の滞在時間は約20分〜30分となる予定です。
どうぞ皆さんのご参加をお待ち致しております。
生野区まちづくりセンター支援員 武田憲典
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