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自遊人 岩佐十良さん講演で編集者になりたいと思った話

自遊人 岩佐十良さんの講演

会社主催の講演会を聞いてきました。
いくつか思ったことをどうしても箇条書きになってしまうのですが、書き留めておきます。

デザインとロジックの違い

デザインとロジカルって別物なのだというところが最初の驚きでした。
ロジックを突き詰めていくことがデザインだと思っていたので、デザインとロジックが東洋医学と西洋医学のように別のアプローチであると言われたことがまず最初の衝撃でした。
岩佐さんはデザインの方のアプローチの方で、問題の根源を考えていき解決策を導いていくそうです。

様々な事例紹介

その後、様々な宿泊施設などの事例紹介がありましたが、感じたのは、動き方が弊社ボスにかなり似ていることです。岩佐さんは、雑誌などの創刊は違ったかもしれませんが、近年の宿泊施設は全て声をかけてもい、そしてそこをどう魅力的に見せるかというプロセスでした。また一方で、ボスは、レストランの駅前での出店、海老名での出店、イチゴマルシェの開催など、どこかから依頼があったり、必要に迫られたりと外部からの刺激で動いています。できないという人がいてもできると信じ続けて周りを顧みずにやるところもボスそっくりでした。それは余談ですが。
以前、見た番組、アナザースカイで、アートディレクターの森本千絵さんがアートディレクターとアーティストとの違いを聞かれて、アーティストは自ら創造できる人、私は依頼が無いと動けないとおっしゃっていましたが、その違いと似ているなと感じました。岩佐さんもボスもどちらかというとデザイナーらしい動き方だなと感じました。
また、岩佐さん秘書の方から、「岩佐は、海老名や厚木に移住をしていたら、その土地で地域の特性・魅力を引き出すことを考えていたのではないかと思います。」と言われました。岩佐さんの手にかかれば、どこであっても里山十帖のような成功事例として引用されるような場所にできるのだという確信を感じました。どんな場所でもコンテンツが無いわけないのだから、動き方次第でどうにでもなるのだなと感じました。

「私たちのまち亀岡」も、、、

事例で、滋賀県大津の講がありましたが、大津でできるなら私の地元亀岡でもできるのだな、悔しいと感じました。
最後の方に、出身地を東京と言っていませんかと岩佐さんがお話されていましたが、中学の時に英語の先生に自己紹介の時は外国人にI'm from Kyotoと言わずに、「I'm Kamejin(亀人).」 と言うようにしていると言われたことを思い出しました。
厚木で言うと、「I'm Atsugees」でしょうか。亀岡が日本人にすら伝わらず、しかも言ってみても三重の亀山と間違えられる始末なのに、それを外国人にまで伝えようとするとは衝撃でした。それでもその先生は、亀岡出身であることを誇りに思ってほしい、だからこそ外国人にも誇りをもって伝えてほしいと言われていました。同じようなことを岩佐さんもおっしゃっていて、まずは「誇り」を持ってほしい良い街だと感じてほしいと言うところから始めないとだなと感じました。
私もできるだけ、京都出身と言った後に京都ではあるのですが、亀岡で、、と言うようにしているのですが、さすがに外国人にまで言う勇気はないです。それでも伝わらないのだから言わないでしょという思いもありつつ、卵が先か鳥が先か論になるので、先に言っておいても良いのではと感じる機会になりました。

厚木の魅力

実は今、厚木市市制70周年記念委員会に所属しており、その交流部会の一員になっています。10月に部会があり、その部会の議題が事業を考えることのようで、市民考案の事業が送られてきて採点をしてほしいと手紙が届き読んでみると、厚木の魅力はそこじゃないよ!!!とその提案者の肩をぶんぶん振るわせながら伝えたくなるような案がいくつかありました。
厚木の魅力が厚木の人にすら伝わり切っていないと感じていたところでした。そんな人たちにAtsugeesって言いましょう!と言っても鼻で笑われるだけだなと思っていました。
そんな採点をした後の岩佐さんの講演だったので、より一層、厚木には岩佐さんのような編集者が必要だと感じました。厚木のコンテンツを見極め、それを整理し、そしてそれをどう見せるかを考える人という意味です。
市民考案の事業の中に、厚木の魅力あるところを地点としたスタンプラリーをしようというのがありました。発想としてはありきたりかもしれませんが、そのスタンプラリー地点の選び方、見せ方、次第でうまくいくのでは、、と思っています。そして岩佐さんの講演を通して得た動き方次第でどうにでもなるという気持ちを胸に部会でどうにかならないかなと思っています。

講演会後の約束

講演後にアフターサロンがありました。
きっと講演会を何度もして思ったことなのだろうと思いますが、「良い会だった」で終わってしまうのが常だと岩佐さんがおっしゃっていました。
何か行動を起こすこと、それを続けることを約束した三本締めで会がお開きになりました。

私も今、講演を受けての行動として、イベントの開催を計画しています。
最近開催できていなかったのですが、今回のイベントで得られた縁をつなぎ続けること、今までの縁をより深めること、そしてそれが厚木を盛り上げることにつながるように動いていけたらと思っています、


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