流産手術 2日後

午前中はずっと眠っていた。

いつまで閉じこもってるんだよ、と旦那は少し呆れていた。

閉じこもっているというよりも、体調もイマイチだし 旦那への不満がつのっていた。

お昼ご飯を食べて、子供2人を 自転車の前後に乗せて 誕生日ケーキを注文しに行った。

急にあともう少しで、次女の4歳の誕生日だった事に気がついたのだ、次女の誕生日と私の誕生日はなんと全く同じ日なので 次女にケーキを選んでもらい 名前は次女と私の名前を入れてもらう事にした。

そう、私は4年前の自分の誕生日に 次女を産んだ。

ケーキを頼んで、その後近くのスーパーで 可愛いお花と 少し買い物をして帰ってきた。

自転車をこいでいる私を見たら、多分2日前に流産手術をしたなんて誰も思わないだろう。

帰ったら、なんだかお腹がすごく痛くなってきた。

特に左の下腹部がとても痛い、中からキューっとつねられてるような 妙な痛みが続いた。

腹痛と戦いながら、夕食の用意と 子供のお風呂を済ませて 寝かしつけをした。


寝かしつけをした後の旦那との2人が、やっぱり気まずい、 また話すと怒り出すと思うけれど

ソファに座る旦那の隣りで、話そうと言って話した。

体調は、あまり良くない事や

胎児が死んだ時点で私は 気持ちが切り替わった訳ではない事、 貴方と全く気持ちが違うという事をわかって欲しいと。

この話をしてる間に、また 旦那は 

あ!これを片付けなきゃ!と 二階に登って行ったり あ!ここに薬ならなきゃいけないんだった! あ! ここ片付けしないと!!

何度も何度も席を立つ ものの5分もない時間

俺は何かしながらじゃないと話を聞けないんだよ!!! 

と、真面目に話を聞かない。

ゲームなら何時間でも座り込んで出来るのに

仕事の会議も 何かしながらやるの?勝手に席を立つていなくなるの?

私の話を真面目に聞いて、と訴えても 物凄くダルそうにしていた。

旦那は多分、自分が大病をして 手術をするとなったら 私は同じ事をしたら相当怒ると思う。

少し風邪をひいたくらいで、ヒィヒィ言って 辛い!辛い!と甘えてくる、物凄くわがままになってとても面倒くさい。

なのに私の手術が怖いと言った日も、

手術をして、悲しいと言った日も、

赤ちゃんの心臓が動いて無いと言われた日も、

一緒に悲しんでくれた事は無かった。

なんとなく 孤独な感じがした。

旦那に 今度、一緒に水子供養に行こうと言うと、わかった はい、と 席を立たれた。

一刻も早く終わらせて、自由になりたそうな旦那を見て 悲しかった。

それを言うと、 言いがかりをつけるなとやはり怒っていた。

しばらくもう話しても意味が無い、と 

あきらめようと あきらめる努力をしないといけないのかなと思った。

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今日買ってきたお花は、赤ちゃんへのお供えというか そんな感じで飾ってみました。




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