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流産手術当日

眠っている時、長女がずっとお腹をなでなでしていてくれた。

朝起きてから、手術まで 水も飲んではいけない 喉がとってもかわいていた。

朝の7時、真夏の 8月11 日  とりあえずシャワーを浴びて 喉が渇き過ぎて、うがいをした 全然足りない、、 氷を1つ舐めた。

少しずつ続いている出血は、相変わらずで お腹も少し重たい感じ

長女と次女は、この日夏休みの預かり保育を頼んだ 旦那が連れて行ってくれる

長女と次女がお腹をなでなでして、バイバイをして 病院へ 

最後に旦那もお腹をさすってくれた。

病院は、隣駅 とっても暑い日で セミの声がうるさかった。

病院に着くと、入院説明を受けた後

通常の外来の診察を一度受けた この時お腹の大きな妊婦さんの中に居るのがとても辛かった。

たまたま、携帯のカレンダーを開いて見てみたら 8/11は戌の日だった。

診察室に呼ばれて最後のエコー、やはり赤ちゃんの心拍は動いていない 大きさも大きくなっていない事を確認して 子宮口を開く処置をされた。

ネットなんかで、この処置がすごく痛いと見ていたけれど 全然痛くなかった。

また 妊婦さんの沢山居る待ち合い室で 待たされた。

しばらくすると、病院の二階へ通された

個室の部屋に通されて、手術着へ着替えさせられた。

テレビとベットのある 子綺麗な シンプルなお部屋で 入院説明と 血圧を計られ 点滴を打たれた。

点滴を打つ看護婦さんが 二回ほど刺して 別の人に変わった。

点滴をされて、しばらくすると ナースコールで 処置室に呼ばれた。

ここまでで病院に着いてから2時間以上経っていた。

処置室では、院長先生と 助産師さん2人 私が診察を受けた事のある先生と もう1人の別の先生、別の看護婦さんが2人 

6人くらい居た。

台に乗せられて、足を何かで何箇所も固定された 私の心拍を測る機械と、血圧が定期的に測られる物を腕に巻かれ、

あっけなく 全身麻酔を点滴の所に入れられた。

頭の後ろが少し痺れるような感じがして、ぼーっと何度か瞬きをして 記憶がなくなった。

何度か 肩を叩かれて、深呼吸しなさい!

深呼吸!と 右の看護婦さん 左のお医者さんが言っているのが聞こえて 深呼吸をした気がする 深呼吸!と言う声と同時に 私の膣から何かを機械で吸っているような音も少し聞こえた気がした。

処置が終わって、生理用パンツをはかされる記憶もうっすらある、ストレッチャーに乗せられて 廊下をガラガラ移動された記憶も少しある。

個室の部屋のベットにストレッチャーから乗せられて 私の体は 心拍と血圧を測る機械と、点滴に繋がれていた。

何度か看護婦さんが熱を測りに来た気がした。

午後2時くらいに、お水と 軽食が運ばれてきた。

ものすごくお腹が減って、小さなパン2個とサラダ、牛乳、バナナを一気に食べた。

食べたら、少し気持ち悪くなって またベットに眠った。

看護婦さんと、一緒にトイレに行き 

その後、お会計係の人と 薬剤師さんが来てお薬を置いて行った。

最後に 点滴を抜かれて 帰って良い事になった。

お会計も終わり、ナースステーションに挨拶をして 帰った。

麻酔でぼーっとしていたのか、途中まで スリッパで帰っていた。

焦って部屋に戻って 靴に履き替えて 家に向かった。

ものすごく暑い日で、外の気温は38度

それでも気持ちが悪くて、ゆっくり歩いて電車で帰った。

旦那は、どうしても仕事が休めないらしく17時に早退して 子供を迎えに行ってもらい、夕ごはんに カレーを作ってくれた。

その日私は、シャワーを浴びていけない事を忘れて 子供達と シャワーを浴びてしまった。

子供達を寝かせて、旦那と2人になり

今日の事とか 思っている事を話したかったし 解って欲しかった。

私が話しはじめても、旦那は何故か聞いておらず 自分の話したい その日のニュースの話し?をしていた。

私は 話していた事を 割って、旦那は自分の話をしてきた事に 不満の顔を浮かべた。

旦那の中では 手術したらもう終わり だったんだろうか。

私が不満に思う事が理解出来ずに、怒り出した。

俺はこんなに子供の世話と家事を頑張っているのに、どこまでやればいい!!!

こんなにサポートしているのに!

と怒りを爆発した。

私は、話している事をそのままただ聞いて欲しかっただけなのに、旦那は私が話していた事にすら気付いてないだけだった。

すれ違い

これまで1か月、私はずっと安静にしていたのでその分の家事や子供の世話をしながら 仕事をしていたストレスもあるのかなぁと思った。

でも私は、手術したら終わりというわけにもいかない。

お腹も痛いし、出血もしてる 体も気持ちもついていかない。

怒鳴る旦那を前に 大泣きした。

旦那は、自分の目線の話ししか理解をしようとしない、人の気持ちを少し 理解してくれたらもう少しわかりあえると思うのに、

私が悲しんでいる事は、暗い、後ろ向き、もっと前向きになれ!と 怒る 

私は、お腹で生きていた命を取り出して、手術で出血もしている。

男性は、一ミリも痛くないのだから 少しでも悲しんでいる気持ちをくみとって欲しかった。

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