四季図、日蝕月蝕図はどう使い分けるか
四季図と日蝕月蝕図の違い
四季図とは春分、夏至、秋分、冬至のチャート。
つまり、太陽がそれぞれ
牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座にイングレスした瞬間のチャートです。
その図を使って、世の中の動きを読み取ります。
対して
日蝕・月蝕とは
黄道(太陽の通り道)、白道(月の通り道)の交点であるドラゴンヘッド・ドラゴンテイルと、新月・満月が合、または近い場合に発生します。
この時のチャートでも、世の中の動きが読み取れるといいます。
さて、この違いはどこにあるでしょう?
以下は私の持論になりますが
四季図(春分、夏至、秋分、冬至)は
首都で見た場合、その国の国政や政局、行政、外交などが顕れる。
太陽のイングレス図なので、四半期の公的な動きが出る。
国政や政治状況はこちらのほうが出やすいです。
日蝕・月蝕と新月・満月は、
首都で見た場合、民衆の動きやブーム、自然現象、天災などが顕れる。
気分や感情を作用する動きに関連すると見ます。
自然現象を見る時はこちらです。
例えば先日の、3/20の春分図と3/25の半影月食図
どう見るか?
私も正直、混乱します…(汗)
私は、春分図は国政メイン、月蝕図は人の流れや自然現象と見ます。
個人的なチャートと絡むのも、日蝕・月蝕のほうがわかりやすいでしょう。
一例として…
天災が出ると月蝕に出たとしても、国そのものを揺らがすような損失や人的被害がない場合、春分図ではそこまでの示唆は出ないと、見ていて思います。
それぞれの効力期間の見方
四季図の場合
四季図の中でも特に春分は重要で、次の春分から1年間の「国の動き」を占うための重要なチャートとなります。
故・石川源晃先生の著書「応用・占星学入門」より引用します。
私のリーディングもこの説に準じます。まず春分図があり、各季節はその図の方がメインで、春分図が低音部のように全体に効いている、という考え方です。
なおAsc・Mcの三分割により、この「効力」期間は変わるという説もあります。(出典不明…探しています)確かに固定宮と活動宮の影響が同じというより、違う方が納得できます。私も注視してみます。
ちなみに2024年春分のAscは蟹座でMcは牡羊座。活動宮ですから、効果も四半期、と見るのが妥当でしょうか?
日蝕・月蝕
それぞれ、効力は半年とみます。
皆既日食中央の土地は、6年分という説もあります。実際、体感的にもしっくりきます。
普通の新月・満月はセットで考えますが、日蝕・月蝕についてはその限りではありません。
しかし基本的に
新月はパワーチャージ、目標のセッティング。
満月はパワーを吐き出す方向。成果。
は、変わらないと思います。
日蝕・月蝕はそのパワーアップ版です。
セットにして考えるのは前の日蝕、月蝕でしょう。
日蝕は太陽が月の影に喰われ、月蝕は月が地球の影に喰われます。
なので、日蝕の時には太陽という公的な立場や目標を、月という個人的都合や感情に喰われ侵食されるという考えもありますし、月蝕の時は集団無意識の闇の部分が大きく膨らみ、現世に顕現するとも考えられます。
そしてあくまでも個人的な私見ですが…
天災、特に地震は月蝕図に関係するのでは?と考えています。
半影月食について
2024/25の満月は半影月食でした。
国立天文台のサイトより引用します。
私が普段使用している占星術ソフトはStargazerですが、こちらでも今回の半影月食は月食表示されませんでした。国立天文台の基準に準じているのでしょう。
今回は月食として見ていいのか?と私も迷いましたが、とりあえず、半影月食表記として月食図と同じ解釈をしました。
実際の効果がどれほど続くか、注視しようと思っています。
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