お墓でピクニックしてる人たちがいてびっくらこいた話
こんばんわ。
今日もだらだら沖縄の思い出話を綴っていきたいと思います。
今日はタイトル通りの話なのですが。
沖縄に来て初めての春、気持ちが良いので近所を散歩しておりました。
沖縄の春は本当に海からの風が心地よく、日差しは夏到来の予感を感じさせるキラキラしたもので、すごく気持ちよくて、庭にバナナ植えてる家とかあってそれも新参者には面白くその日はズンズン心赴くままに歩を進めていました。
そのうち、住宅地を抜けて墓地っぽいところについたんですが、まず初めての沖縄のお墓をみてビックリしました。
でけえ…
沖縄は本土と異なった土着宗教が根付いている地で冠婚葬祭なにもかも違ってたのですが、このお墓、お家みたいな大きなつくりなんですよ。
きっこうばかっていうらしいです。ドキドキするお名前ね★
墓は先祖のおうちという考え方に基づいてこんなつくりらしいです。で、大っきさにもびっくりしたのですが後日もっとたまげる光景を目にします。
また別の日。その日も同じところを散歩してると今度はそのお墓の親族?と思われる集団がお墓でブルーシート広げてオードブル囲みつつ談笑しとる光景が…!
ピクニックかよ!いや、そこ墓!!!!
一瞬この方たちどうしたの?と思いましたが後々沖縄で仕事着き、同僚にこれは極めて真っ当な宗教行事であることをしらされます。
沖縄で旧暦(琉球王国が中国との結びつきが強いため沖縄の行事は旧暦のものが多い)3月中旬頃、先祖供養のため墓参りの際に祭りが行われます。これを清明祭(シーミーサイ)といいます。
清明祭の時は親族が先祖のお墓の前で食事をとるのですが、この清明の時期になると清明専用のオードブルがスーパーや惣菜屋に売ってあってそれも面白かったです。あんまり美味しそうじゃないんですが…おっと失礼。
私がピクニックと思ってたものは墓参りだったんですね。
本土ではお墓というとなんとなく怖いイメージですが、お墓の大きさと清明祭の様子をみて沖縄のお墓にはそういうイメージは抱きませんでした。全てをあまりネガティブに捉えない沖縄のおおらかさがお墓にも表れているようでした。
沖縄の冠婚葬祭話はもっと面白い話がたくさんあるので、それはいずれ。
では。
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