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人を殺してやろうなんて考えるならば3分でいいから聞いてみてくれ「プラハのための音楽1968」

フサ作曲「プラハのための音楽1968」よりトッカータとコラール

オッサンオバサンだってどうにもならないくらい怒っているんだ悲しいんだ。
どうにもならない国家の争いに自分自身が爆発しているんだ。
深刻で、複雑で、ズルくて、正しくて、悲しくて、誰が悪いなんてわからなくて、時代がこうなってしまっただけ。自分の好きだった大きなものが変わってしまう恐怖。
プラハの春 1968年。これは遠い国の昔の話。

今キミが爆発しそうなのは国家に対してではなくもっと身近なことだと思うけど、クラシックなんか普段聞かないだろうからめんどうだと思うけど、スマホで曲名検索して聞いてみてくれ。

作曲者フサの怒りや悲しみに共感して、一緒に爆発して一緒に怒って燃え尽きるのよ。おさまらなかったら何度も聞けばいい。この曲の中でフサと一緒に怒り狂えばいい。

コラールとは教会音楽の讃美歌を意味します。たいていは静かな美しい曲なのですが、この曲のコラールは全く様相が違います。救いようのない、死者の墓を掘っているようなやりきれない思いが渦巻いていて、泣き叫んでいるよう。

最後まで怒り、泣き叫び、悲しむ音楽。
この曲で一緒に戦ったらキミはクタクタに疲れるはず。

今日はもう休むことにして、新しい明日を待ちましょう。


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