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なーんにもしたくないダルい時、3分でいいから聞いてみてくれブルッフのヴァイオリン協奏曲第2楽章
あっついし蒸してるし自分はむくんでるし、なんならちょっとデブってるかもしれない私、とにかくなーんにもしたくない時。そんな時に心と体を浄化してくれる「ブルッフ作曲ヴァイオリン協奏曲第2楽章」。検索ワードが長いことにメゲないでね。
みなさん、ヴァイオリン中低音の癒し効果がハンパないのはご存じかしら?
ヴァイオリンの高音域での神っているテクニックはまさにOMGでありますが、ゆっくりと中低音で演奏されると心と涙腺にビシバシくるのです。
いい例が超有名なバッハのG線上のアリアね。
ブルッフに話を戻すと、大いなるドイツ音楽のロマンをたっぷり含んだこの第2楽章はヴァイオリン中低音で強く優しく歌うように奏でられ、どこかで聞いたことあるような?なんて思わせる懐かしいメロディ。このまま何も考えず聞いていればいいのです。
ただ美しいだけのヴァイオリンとオーケストラの音楽をぼーっとして聞きましょう。
ドイツロマン派の美しいメロディ、確かな技術のオーケストレーション、を兼ね備えてのこのヴァイオリン協奏曲は今も残るブルッフの大ヒット曲となっています。
ただ残念というか時代の流れでどうしようもないことですが、このブルッフあたりで一大文化を作り上げたドイツロマン派はそろそろ終わり、次の時代へ向かいます。
ブルッフ自身もその流れをわかっていたはず。まさに暮れかかる夕陽のごとく名曲を生み出したのです。すごくさびしいけど、終わりにしよう。
聞き進むとヴァイオリンは一段高い高音で歌いだします。暮れかかる夕陽が一段と強く光るかのように、勇気をもらえるような強さがあります。
あれ?私ダラダラしたまま今日を終えるの?それでいいの?日が暮れ始めているけどお化粧して少し出かけようかな、買えないけどキラキラ光るガラスのグラスとか、なんかキレイなもの見たいな。
なーんにもしたくないダルい時、「ブルッフ作曲ヴァイオリン協奏曲第2楽章」3分でいいから聞いてみてくれ。
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