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 人生にはターニングポイントがあります。人はそれが来たときに、自分自身を見つめ直し、自分がどこに立っているのか、どこへ向かっているのかを再確認します。私のその瞬間は、40歳になった後に訪れました。そう、私は40歳で初めてパパになったのです。

 何年もの間、妻と二人で子どもを望み、果敢に挑戦してきました。当然、すべてが順風満帆だったわけではありません。実際には、山あり谷ありの道のりでした。初めて妊娠したときの喜びは、すぐに悲しみに変わりました。お腹の中で食べるお菓子を空に忘れてきたのかもしれないね、と我々は笑ってその痛みを紛らわせました。

 それからも時間は流れ、私たちは2度目の妊娠を迎えました。この時は不妊治療が保険適用になる少し前で、少し損した気もしましたが、それ以上に喜んだことを覚えています。しかし、妻の壮絶なつわりには頭を抱えました。そして、安定期に入ったとある朝、妻が破水したかもしれないと言ったのです。その瞬間、私たちの人生は新たな節目へと踏み出したのです。

 ちなみに私は、会社の雇われ経営者という、不思議な立場で日々働いています。一緒に働く仲間のために、できる限りつまらないと思う仕事をなくし、みんなが面白いと思える仕事に作り替えることが私の仕事です。それは育児にも言えることで、育児は大変だけど、それが面白いのです。ハード育児ワンダーランドなのです。

 これから、ここで私の日々の奮闘を綴っていきます。新米パパの喜びも苦労も、そして仕事とのバランスをどう取っていたのか、この先忘れないためにも新鮮な気持ちで綴っていきます。大事な前提として、決して私は世にいうイクメン的なパパではありません。だいたいの育児はママ中心です。仕事で疲れて動けないことが多々あるし、夜も朝もなかなか起きれません。

 こんなはずじゃなかった!と、理想と現実のギャップに苦しむ新米パパへ、「私も一緒です。」と声を大にして言いたい。パパ、育児、で検索しても、みんな凄すぎる。何をやっているんだ私は!と嘆きたくなる気持ちもわかります。そんな皆さんへも、みんな同じだよ、という気持ちで綴っていきます。

 あの日、妻が破水したかもと言って、我々は病院へと向かいます。これから、新たな生命がこの世に誕生するという大いなる期待感を胸に。

 では、スタートしていきます。ちなみに、日々の出来事を綴っていきますが、投稿日は内容の日とはズレています。これからもよろしくお願いします。私たち新米パパの旅は、これからです。

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