種のもっと前の話④おふくろ編 前編

8人兄弟姉妹の7番目、三女のおふくろ。

ちなみに1~4番まで男、5~7番が女、8番が男、というしっかり産み分けられた8人。行政区でいう「町」はおやじもおふくろも同じなのですが、親父は役場に近い「まちの人」、おふくろは「山の人」

山の中に家があるので、土地勘のない人をお連れすることを想像すると、ほぼ100%「拉致られた」と思うであろう場所に家があります。

子どもの背丈で毎冬になると腰まで雪が積もるものだった・・・と。大人の膝上くらいまでは、毎年雪が積もる・・・温暖化の現象がもろに表れています。

じいさんは学校の先生をしていたとのことで、兄弟間、親子間の会話は、親父のほうとは真逆で、よくしていたようです。盆正月に集まった時のやり取りを見ていると、それはよくわかります。

兄弟姉妹が多いことから、「自分は高校に行かない、働く」という選択を一度はしたことがあるようですが、4番目の伯父が自営をしており、「俺が出してやるから、高校くらいは出ておきなさい」ということになり、これまた県庁所在地の街にある女子高へ通ったとのこと。

これまたどうやって通ったかは聞いていないのです。この「伯父No.4」はおふくろはもちろん、私にとっても、大変影響を与える伯父になる話は、またいずれ・・・

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