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Meta広告の利用規約変更(2023年1月)

Metaのセルフサービス広告利用規約が2023年1月3日に改定されるとのことです。その変更点はおおきく3つありました。

規約全体

規約全体を通して、これまで企業として「Facebook」が使われている部分が「Meta」に置換されています。
サービス/プロダクトとしての「Facebook」はそのまま「Facebook」となっていますね。(どれが主体でどれがサービス/プロダクトか一目瞭然になりました。笑)

第5条

現行の利用規約

随時、広告の成果に影響を与えるターゲット層や配信システムの改善についてテストする必要があります。テストは、広告パフォーマンスの効果を改善することを目的としています。弊社は、広告パフォーマンスに有益であると考える場合に、テストを行う権利を有しています。

https://www.facebook.com/legal/self_service_ads_terms

改訂版利用規約

広告主は、弊社がセルフサービス広告インターフェイスおよび関連システムのテストを随時実施し、これにより、キャンペーンのパフォーマンスを含む本サービスの利用およびエクスペリエンスに影響が及ぶ可能性があることを理解するものとします。広告主は、本利用規約において通知しているとおり、弊社がフォーマット、関連性、価格設定、レポート、ターゲット設定、配信の評価を含むテストを実施する場合があることを確認および同意したものとします。

https://www.facebook.com/legal/self_service_ads_terms_update
  1. テストの実施範囲が「広告の成果に影響を与えるターゲット層や配信システムの改善」から「セルフサービス広告インターフェイスおよび関連システムのテスト」と、より広い範囲へ変更

  2.  現行の規約にはない、テストによってパフォーマンス等に影響が及ぶ可能性を明記し、その理解を求めている

  3. テスト実施を「広告パフォーマンスに有益であると考える場合」に限定していたものを、「随時実施」へと緩和し、あらゆるテストの実施に同意を求める形へと変更

テストの範囲とタイミングが拡大され、そのテストによるパフォーマンスやエクスペリエンスへの影響に対する免責事項が追加される形になっています。

第13条

現行の利用規約

広告主は、事前に書面による許可を得ることなく、FacebookまたはFacebook製品との関係について、プレスリリースまたは公式声明を発表することはできません。

https://www.facebook.com/legal/self_service_ads_terms

改訂版利用規約

当該機能利用者は、弊社から書面による事前の許可を得ることなくMetaまたはMeta製品との関係についてプレスリリースまたは公式声明を発表することはできません。

https://www.facebook.com/legal/self_service_ads_terms_update
  1. Meta等に関するプレスリリースや公開声明発表について、事前に書面による許可が必要となる対象が「広告主」→「当該機能利用者」へ拡大

広告代理店等の広告主ではなくともMeta広告を利用している場合は、Metaに関する発表については事前に許可申請が必要になりました。


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