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出る杭は打たれるは、怖いことじゃないよ!

大学4年生の時、

就職が決まって残りの学生生活を
謳歌することしか頭になかった私に、

アルバイト先の
社員さんから言われた言葉がある


「出る杭は打たれるんだから
 気をつけなさいよ」



職場で目立つような発言をするタイプでもないし、
言われたことをキチンとやる方だったので

なぜ、その言葉をくださったのか
しばらくわからなかったのですが


送別会で、
その方のエピソードを聞いてわかった


エールとして送ってくださった言葉だったと


見た目は男性、心は女性のその方は、
今でこそ自分の居場所を確立しているけれど

社会人になる過程で
偏見による苦労をされていた



本当の自分を出せば、
周囲は宇宙人を見るかのような目に変わり

本当の自分を抑えれば、
苦しくてやり場のない感情が溢れ出す


“普通”
“常識”
”みんなと一緒”



そこから外れてしまうことの
苦しさと葛藤を知りました



文章を書くときにも

・正しく書きたい
・読みやすくしたい
・誰も傷つけたくない




こんな気持ちを持っている方が多いけれど
この優しさの裏には「出る」ことへの怖さも感じる




こうして書かれた文章は

・どこかで聞いたことあるような
・誰でも言える
・記憶に残らない


結果になっている



出る杭になるのは、
「出る」べき理由が必ずある

この理由が自分で腹落ちしていたら
「出る」ことは怖くない




大学4年生の時に
社員さんがくださったこの言葉は、


「中途半端に出る杭は打たれるんだから、
 思いっきり出ちゃいなさいよ!」



というエールだったのかもしれない

だからこそ、今でもふとした時に
思い出す言葉になっているんだと今は思う

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