『絵描き』と『字書き』について思ったこと

千代田桃さんお誕生日おめでとうございます(2回目)

今日2回目の投稿になりますが、僕自身の価値観について記事にしてみようと思いました。

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イラスト・漫画を描く『絵描き』さん。
そして小説など読み物を書く『字書き』さん。
SNS上などではこういったものがありますね。
今回の話はどちらもアマチュア(お金をもらっておらず趣味でやっている)の方に限った話になります。

僕はもちろん字書きで、これまで3年以上二次創作、一次創作小説作品を100本以上投稿してきました。
嬉しいことにポジティブな感想をたくさんいただき、ブクマなどもしていただけました。
しかし、僕はずっと思っていました。

『僕よりもイラストを描ける方のほうが遥かにすごい、リスペクトの対象だ』

と、いった感じです。

理由としましては字を打ち込むことは誰にでも出来る、でも絵を描くことはランダム性の強い作業で、それをこなしてしまえることはものすごい技術だと考えていたからです。
そして何より自分がそれを出来ないからでしょうね。
僕はその認識のままかなりの時間を過ごしていました。
正直に言ってこの考えは『その僕の書いた作品』を良いと言ってくださる方々に失礼なことにまだ気づいていませんでした。

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そんな僕の作品や考えに触れてくださった方々のおかげでここ一年くらいでその考えが少しずつ変わってきています。
端的に言うと字の方にも別な技術が必要で、それは決して簡単に出来ることではないのだと複数の方に言われたためです。

長い漫画形式でなくともイラストはセリフなどのない一枚絵でも成立する。
ただ字書きは話を考え、キャラクターの口調や一人称二人称、原作との齟齬を減らすなど繊細な作業を行っている、と言われました。
ああ、そういえばそうだなと本当に今更ながらに気付かされました。
今更すぎます、まさに何年やってんだ、ってやつ。

以前の記事でも書きましたが人称、口調、キャラクターを自分なりにしっかり掴むことなど原作へのリスペクトは欠かすことのないよう創作していますし、降ってくるアイデアを形にしていくことはそれはそれですごいことなのかもしれない…と思い始めています(あまり
傲慢になってはいけませんが)。

結論を述べますとイラストと字、どちらも必要になる能力や技術があるんだということです。
そこに貴賤はなく、良いものを生み出せる方が平等に評価されるべきということなのでしょう。
もちろん視覚情報が圧倒的に多いイラストの方が注目はされますが、お話を読んでくださる方ももちろんいらっしゃいます。

変に謙遜しすぎるのも逆にお話しして下さった方に無礼なのでそのお褒めの言葉を僕がやっている活動に対する自信にしたいと思いました。
自分だけでは視野が狭くなってしまうため、違う視点からの意見は大事だという良い例ですね。

読んでいただきありがとうございました。

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