Anti-inflammatory diet(抗炎症の食事)とME/CFS慢性疲労症候群。間違えて天ぷら食べちゃった。
健康志向の人ならきっと聞いたことある、Anti-inflammatory diet(抗炎症ダイエット)やグルテンフリー。小麦などの小腸に炎症をおこし、体全体の炎症を悪化させる食物を抜く食生活のこと。代表的なのは、小麦、乳製品、砂糖。 私は5年前、グルテンフリーを1ヶ月試してみたら、良いことだらけだったので、続けている。今は一回の食事で小さじ1杯くらい食べてしまうと、お腹が痛いだけでなく、頭がグラングランめまいがするし、ブレインフォグがやってくる。
さて今回は、ME/CFS(慢性疲労症候群)の私が、去年日本に行った時、旅館の食事で出てきた天ぷらを一皿しっかり「美味しいねぇ。」と言いながらすっかり平らげてしまった時の話を少し。
なぜ食べてしまったか?忘れていたから。ただそれだけ。
旅行が楽しく、アジア系の食事ならお米が主食だから大体大丈夫、と思っているので、気をぬいていた、ということ。発症してから、これほどの小麦を食べてしまったのは初めて、ということで、さてME/CFSの症状はどうなるのか。
グルテンが小腸を通過している、食後1時間、頭がくらくらしてきて、旅館の布団で寝転がる。それから、体が炎症を起こしてきているのを感じ始めた。つまり、体が全体が膨張しているような、ぼやっとした温かさと、だるさと、そして、いつもよりも明確な関節炎。筋肉痛。ブレインフォグもやってくる。思考が停止。相撲中継を夫が部屋のテレビで見ているが、今目に入った力士の名前が、画面が切り替わると思い出せない。
小腸を通過した後は大体気分が良くなってくる。3〜4時間後くらい。腫れがひいて、頭もクリアになってくる。いつもの「ゾゾゾ〜」という感じの筋肉の弱りを腕や背中に感じるだけになる。
ということで、やはり炎症を起こすグルテンは私のME/CFSを悪化させた。
年末恒例のおでんの時も同様に、調子にのって忘れて、練り物をしっかり近所のジャパニーズスーパーで買ってきた。
症状がやはり悪化したので、パッケージをゴミ箱からあさって、読み込む。なんたらかんたらという、さも体に良さそうな添加物のお祭り、ということは分かっていたけど、それに加えて、はんぺんと薩摩揚げは、「Wheat Starch」が入っていた。
ごぼう揚げとちくわは「Tapioca Starch」なので、翌日のおでんの残りものは、はんぺんと薩摩揚げは夫担当になってもらって、私はごぼう揚げとちくわを担当。昨日みたいな症状の悪化はなかった。気をつけなきゃね。
慢性疲労症候群でも、これだけ動けているのは、Anti-inflammatory dietを心がけているから、というのもきっと大きい、と思う。好きな食べ物だったら残念だったかもしれないけど、「小麦=気持ち悪くなる」というのが分かっているので、とくに残念ではなくなった。乳製品はお腹が爆発しているかのごとく痛くなるし、砂糖は味が好きじゃないし、胃がもたれる。
なので、「食べれないものが多くて大変ねぇ〜」と言われることが多いけれども、自分ではそうは思わない。アメリカにはグルテンフリーや乳製品フリーの選択肢は増え続けているし、パンを玄米粉で焼くのも、慣れてきたから。
グルテンフリーの私なりの発見について、またいつか書きたいです。
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