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”走る”はたくさんの人が関わってできている #走ラン会

今日は、12月9日に行われた”走らないランニング会”について書きます。今さら?!などと言わずに、ざっくり読んでいただけると嬉しいです。後ろのほうからただ傍観していようと思っていたのが、同い年で知り合いの木幡くん(@masatokohata)のお誘いで、なんとプレゼンすることになりまして…。

走れば走るほど人に出会う

トップバッターの西原さんのお話。私の場合、6月に行われたOTTから始まって今まで、たくさんのランニング仲間、駅伝ファン仲間に出会うことができました。知り合いが知り合いを呼んでくるので、本当に無限に知り合いが増えるんですよね。大学の友達より会ってるかもしれません(笑)
西原さんの繋がりの広がり方は私より全然すごいけど、とても共感しながらお話を聞けました。

2020年箱根駅伝台風の目 東京国際大学の見所

CafeSK瀧澤さんのお話。か、カフェ開業…?!その話聞かせて…?!とそっちも気になるのですが、今回は近年台頭してきた注目校・東国大のこと。言うて東洋、全日本は東国大にやられてますからね…、ぐぬぬ…。
エースの伊藤くん、よくうちの相澤くんとも張り合っておられますが、調理師を目指していたというのは初耳でした!
そして…

”内山主将のtwitterがおもしろい”と紹介されたのですが、何かを察したであろうご本人が、まさかの「#走ラン会」とツイート(笑)
私もこれを機にフォローさせていただきました(笑)

ちなみに東国大のユニフォームは、東洋の次にカッコイイと思ってるんですよ。だって紺に金だもん。そしてジャージの大学のロゴが、TUとTIUなので若干似てるんですよね(笑)

走るを伝える、走るを表現する。-学生記者の裏側-

これが、今回の私のテーマでした。超爆速でしゃべったので、あまり記憶がございません。

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駅伝当日は写真や音声を東京のスタッフに送ると、東京のスタッフがtwitterも速報記事も文字起こしもやってくれます。ありがたいですね。
(※現地でしゃがみこんだり、電車に乗りながら記事書いてる学生記者さんもいます。)

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プロ報道と学生報道が分けられていること(もはや箱根はプロしか入れてもらえないこと)はあまり知られていないかと思い、お話ししました。当然、弁当や報道バスも出ないですからねっ!

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あまり誤解を生みたくないのですが、もし選手がブレーキしてしまったり、良い走りができなかったとしても、それが事実ならメディアはそうと書かなければなりません。でも、選手が見ても少しは励みになる文章に、他大学の方が見ても気持ちのよい文章に、ファンの方は楽しめる文章に。それができる熱量と自由さがあるのは、大学メディアならではかもしれません。

走ると写真の魅力的な関係

アフロスポーツ広報・高橋さんのお話。プロのカメラマンがMGCやオリンピックでどんなお仕事をされていたのか聞くことができました。

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高橋さん的ベストショットの一枚。MGC最後の接戦の場面ですね。これはやはり、映像では伝わらない、写真ならではの表現ですよね。私はどこかで、映像>写真>文章とランク付けをしていたのですが、これを見て考えを変えさせられたし、もっと丁寧に写真を撮ろうと思わされました。

高橋さんとは、最後の交流会でもたくさんお話しさせていただいて、レースの時の立ち回り方や、スポーツ写真の心得を聞けて、大変勉強になりました。
ゴールなど失敗できない場面であってもプロの方も一人でやっていて、ミスできない状況にある。時には”運”ということもある。それを聞いて、やっぱりプロはすごいなぁと思いました。

感動は創れる。年末の東北沿岸、ド素人たちがタスキを繋いで学んだこと。

走ラン会発起人・木幡くんのお話。再び走り始めた理由についてです。

木幡

いやっ、真冬の東北海岸(しかもめっちゃアップダウン激しい)走るなんてマゾなんですか?!?!

『本気は伝播する。』

木幡2

自分は走らないという駅伝ファンが大勢いるように、泥臭く頑張っている人の姿って、美しいんですよね。それで自分が勇気をもらえたりとか、もう少しがんばってみようと思えたりとか。

木幡3

個人的に一番好きだったやつ。『誰に言われてもいない。でも、全力で。』

別に誰かに頼まれて走るわけでもない、走るのってただただ辛いだけなのに、なんで全力になってしまうんでしょうか。
そのパワーのベクトルって、人によって内向きだったり外向きだったりすると思うのですが、駅伝って外向きですよね。私も「誰かのために」走ってみたいです。(練習します…)

走るを言語化すること

こちらは、小説家としても活躍されている、ほりそうさんのお話。以前私は、『相澤の走りを何と表現するか』なんて大層なタイトルだけのnoteを書いたことがあったので、ドキドキしていました(笑)
他人の走りを言語化する仕事をしている身なので、今回一番興味があったLTでした。

ほりそう

こういう風には考えたことがなかったので、なるほどなぁと思いました。私が走り始めたのは、「走る人の気持ちは走ってみないと分からない」と思ったからでした。それでも、レベルが雲泥の差なので分からないことだらけですが(笑)
私がレースで走っているときは何も考えてないか、「早く終わらないかな」「暇だな」「トイレ行きたい」とかしょうもないことばっかり考えているので、もちろん選手はレースプランを考えていたりはするのでしょうが、インタビューに答える選手、すごいな!と思いました。

ほりそう2

記事を書く上では、小説のような表現はできないですが、走ることをどのように表現しているのか、紹介された本も読んでみます!

700通りの楽しみ方を知った今、選ぶランスタイル

こちらはくっしーさんのお話。挫折したり、紆余曲折しながらも、「ホノルルマラソンを走りたい」という思いで何度も立ち上がってこられたようです。

そして、ランニングサークルで出会った700人の仲間。ガチの人も、エンジョイの人も、目指すものや目的はそれぞれ。

くっしー2

『楽しいと思えるくらいには練習する。』

いや、これに尽きると思いました。忙しい忙しいなどと言って、走ったり走らなかったりする私。(時間は作るものだよ!)
個人のレースをするときも、仲間と駅伝を走るときも、「ある程度走れる」とか「罪悪感を感じない程度にしておく」いうのは、ランニングを楽しむ上で大切なことだと思いました。

競技生活の中で走るのが一番遅い今、でも今が一番楽しい理由

こちらは実業団(という括りでいいのでしょうか…?)で活躍中の須河さんのLT。

学生時代から怪我を繰り返し、一度は普通の社会人生活を送るも、諦めなかった結果オトバンクでリスタートできたそう。脚に30cmのボルトが入ってるってどんな感じ?!

noteを書き始めて、自分の過去や未来への考え方、感情など整理できたようです。今は自分からSNSで発信している選手も多いけど、「選手の感情を引き出して、代わりに言語化して整理してみる」そして「それに寄り添う」というのも記者の仕事かなぁと思わされました。

走ることと、人生は似ている。

最後はオトバンク社長・久保田さんのお話。時間調整のため、ものすごーく割愛されていた気がします(笑)

久保田

臨死体験ダイエット?!や、深夜に皇居を走っていて職質された話など、衝撃が強すぎて他のことを覚えてません(笑)

でも、体重85kgからフル2時間40分は勇気をもらいました。ぐーたら生活の私は、いわゆる下半身デブ。いや、ぐーたらしすぎてもはやただのデブ。それゆえ、「走ってもしょうがなくない?」と卑屈になって練習会やレースに参加できなかったりします。先ほどのくっしーさんの「楽しいと思えるくらいには練習する」と同じですが、結果はどうであれ、やってみることは大事だと思いました。


走らないで、走ることについて語る会でしたが、様々な方面から「走る」に携わっている方のお話が聞けて、「走る」の世界は広いな、「走る」にはこんなにも多くの人たちが関わっているんだな、と思いました。

ぜひ、第2弾は、聞く側で(笑)
またやってほしいイベントでした。

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