カープダイアリー第8572話「4月の広島でマツダスタジアムのソメイヨシノが咲くたびに…」(2024年4月1日)
マツダスタジアム関係者入り口のソメイヨシノが5分咲きになっていた。午前10時、すでに気温は15度を指し、午後には「5月並みの暑さ」になる、と天気予報。春の陽射しが降り注ぐグラウンドには、あすからの地元開幕3連戦に先発する床田、大瀬良、ハッチの姿があった。DeNAの勢いを止めて先発1勝を挙げたアドゥワも穏やかな表情で芝生の上に座っていた。
開幕戦投手を務めた九里も外野で体を動かし、そのあとはハッチとキャッチボールの距離を広げていった。
早めにグラウンドをあとにした大瀬良はブルペンでおよそ40球。ただ、大瀬良が登板予定のヤクルト第2戦は雨予報となっている。
屋内練習場には田村俊介と師匠役の松山。およそ2時間たっぷりとバットを振る時間を作った。
ゆったりと構えて、大きなスイング軌道。松山道場の訓えを胸に、2月以降、対外試合と侍ジャパン戦でその名を広めてきた。
オープン戦3本塁打7打点はともにチーム最多。だが、開幕戦までカウントダウンとなったソフトバンクとの3連戦で当たりがピタリと止まった。そこから数えると22打席連続ヒットなし、しかも8三振…
今から思えば、どこかで「力み」が生じ、どこかでバランスを崩していた、ということになる。
おしらく新井監督は何があっても地元開幕3連戦で悩める60番を使い続けるだろう。自分の道は自分で切り拓く。これまでもそうだったし、これからもそうだ。
マツダスタジアムで打席に立てば、見える景色も横浜スタジアムとはぜんぜん違う。松山師匠の助言を胸に、仕切り直しでその真価が問われることになる。
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