カープ球団から野村祐輔の引退が発表される

野村祐輔の現役引退が9月27日午後、カープ球団から発表された。スポーツ紙も中国新聞も、このネタを抜くことはできなかった。
 
 
球団ホームページには以下のコメントが掲載された。

今シーズン限りで引退することを決断しました。
カープで13年間プレー出来たことを誇りに思います。
私の野球人生の中で3度のリーグ優勝を経験させていただいた事はとても大きな宝物です。 野球を始めて29年間、ずっと続ける事が出来てとても幸せでした。今まで野球を続けられたのは、皆様の応援や支えがあったからこそだと思います。
沢山の事を指導していただき、成長させて下さった皆様に深く感謝しています。
13年間いつも温かく力強い声援を送って下さったファンの皆様、本当にありがとうございました。
 
 
通算成績は80勝64敗、防御率3・53。2012年に防御率1・98で新人王、2016年に16勝(3敗)で最多勝のタイトルに輝いた。
 
2020年10月、右鎖骨下静脈血栓症除去の手術を受けてからは登板数が毎年、一桁に止まりイニング数も年を追うごとに減った。ただし中継ぎ登板ゼロで先発オンリーの記録は続いた。
 
昨季は6試合で35回を投げ1勝1敗。今季は8月2日の中日戦と8月13日のDeNAに投げて計10イニングで4失点、0勝1敗。

二軍成績は16試合4勝3敗、防御率3・33。投球回70回1/3は、チーム第3位(1位は森翔平の96回、2位は遠藤淳志の77回2/3)
 
今回の決断については、おそらく野村祐輔本人からの申し出ではなく、球団からの要望によるものであることが現場での情報から見て取れる。
 
開幕から黙々と二軍戦で投げ続け、13度の先発を重ね8月、一軍に昇格。二軍降格後も8月中に2試合、ウエスタン・リーグで先発したが、9月は一度も先発登板していなかった。
 
今季最終戦、10月5日のマツダスタジアム(ヤクルト戦)で引退セレモニーが行われる。

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