9月5日(マツダスタジアム)18時開始予定のDeNA22回戦のみどころ

予告先発は広島が森翔平(4勝2敗)、DeNAが坂本(0勝0敗)

スポニチ

最新の「タイガースデータ」によるとセ・パ同時優勝も「現実味を帯びてきた」となっている。阪神はM15、オリックスはM16。プロ野球では過去3度あるのだそうだが、実現すれば65年ぶり。

当チャンネルはオリックスを大いに応援している。水本ヘッドと梵打撃コーチがいるから、だ。
 
しかし同時Vの可能性は関西地区を守備範囲とするメディアにとってはとても重圧のかかる話ではある。
 
いつ優勝が決まるのか?マジックいくつでその日を迎えるのか?天候の影響はどうか?何曜日にどこのスタジアムに戦力を投入するのか?関連取材は?そして他社を上回るようなネタや手記をどうするのか???
 
他人事ながら心配になってくる…
 
なんせ新聞も放送局もネットメディア全盛時代にあっては人減らし、経費節減が甚だしい。“戦力”をどう効率よく振り分けるか“指揮官”(新聞社ならデスク)の手腕がここでも問われる。
 
スポニチコラムでは、週末からの甲子園で阪神がカープに勝ち越しを決めれば最多で優勝マジックが7減るとの指摘もある。セ・リーグの順位決定方法では勝利数も勝率も同じ場合は直接対決で勝ち越した球団が上位になるからだ。
 
今季、阪神はすでにカープには10勝7敗1分けと3つ勝ち越しで残り7試合…ゲーム差はあっという間に7・5まで広がった。
 
きょうからは、ゲーム差4で追いかけてくるDeNAとマツダスタジアムで3連戦、そして移動日なしの甲子園と新井家族の“一番長い一週間”が始まる。
 
その準備として前日にまず登板機会のない森浦を抹消した。DeNA3連戦には森翔平、大瀬良、そして二軍調整を続けていた遠藤をぶつける。遠藤は8月13日の中日戦で7回無失点。武器のスピン球の力強さを取り戻しつつある。何より今季一番の成長が期待された右腕だ。ここでやらなければ男じゃない…
 
甲子園は、中7日スペシャルマウンドになる床田、灼熱地獄にも耐える不死身の森下、そしてガッツ九里。
 
野手ではライアンを一軍に呼び戻す。二軍戦で華々しい結果が出ている訳ではないが、龍馬を欠いたスタメンの顔ぶれには欠かせない。
 
秋山もすでに5日土曜日、由宇練習場で打撃、走塁、守備練習を本格化させたが、まだ実戦での対応、というところまでは行っていない。
 
DeNAはおそらくビジパフォの呪いが効いていた当時のように、ガツガツと勝ちに来るだろう。
 
最も警戒すべきは宮崎だ。
 
8月21日に「左肋間筋の炎症」で出場選手登録抹消、規程打席を割った8月30日に打率トップの座を龍馬に譲った。そして9月1日、一軍復帰。
 
龍馬は同じく脇腹の違和感の影響で9月2日の中日戦の三回に代打を送られた。
 
復帰した宮崎は2日の横浜スタジアムで巨人相手に2試合連続の19号2ランなど3安打4打点。4打席目で規程打席に達して龍馬を抜き返した。
 
宮崎は巨人との3連戦で12打数7安打2本塁打、毎試合の7打点。今季のマツダスタジアムでも・333と打っている。
 
牧も15打数5安打、毎試合の6打点とよく打った。
 
森翔平ははっきり言って、いまだ投げてみないと分からない。おそらく、その資質、その性格がそうさせるのだろう。
 
首脳陣もそれが分かっているから無理してまで長いイニングを任せよとはしない。だが、週頭だから最低でも五回までは投げてもらわないと困るのである。
 
8月は4試合1勝1敗、しかし月間防御率は5・91。6、7月は奪三振率が9を超えていたのに5・41まで低下した。
 
8月2日のDeNA戦(マツダスタジアム)では6回85球で8安打されるも無四球1失点だった。
 
四回、宮崎、牧、佐野に連打された無死満塁で大田の適時打1本に抑えた。大田には3の3と打たれた。
 
森翔平と言えば手痛い一発、と言う印象も強いがここまで6本のアーチはすべて右打者。
 
そんな左腕を早めにしかも強力に援護したい打線は今季初先発のDeNA坂本に対してどんなオーダーを組むか?
 
坂本は今季、リリーフで開幕1軍入り。10試合で0勝0敗、防御率4・20。7月29日に出場選手登録を抹消され、きょうが復帰のマウンドになる。

なお広島南部は昨日の37度超え、から一転曇り空で正午前、広島市内に降雨、正午からと午後6時からの降水確率40%。

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