4月16日(マツダスタジアム)13時30分開始予定のヤクルト5回戦のみどころ

予告先発は広島が玉村、ヤクルトが吉村

高津監督と田口。広島コンビでサヨナラ負け、イン・マツダスタジアム…。たぶんスタンドからふたりに声援を送っていた関係者もたくさんいたことだろう。

佐々岡カープとは昨季、マツダスタジアムで8勝3敗1分け。一昨年は9勝2敗1分け。

リーグ連覇はマツダスタジアムから、と言っていいほどの相性だったのに新井カープに変わった途端に文字通り雲行きが怪しくなってきた、ということになる。

ふたりを打ち砕いた秋山は初球から強く振る打撃がモノになり始めた。打撃練習でも最初から強く振る。そうやって積み重ねてきたものが、大一番で形になった。

今のカープ打線はレギュラーの右打者が菊池と両外国人しかいない。あとは左打者。左対左でも左打者がどんどん打っていかないと勝てない。

龍馬もやっと柵越え1本が出て、その感触を掴みつつある。キャンプでは一番いい放物線を描くことができていた。ヒットの延長でいい。20発以上は十分いけるはずだ。

ヤクルトの予告先発は東芝からドラフト1位入団の吉村。

参幕第3戦で対戦して初回、ヒットの菊池を置いて秋山が適時三塁打。二回にはマットが来日1号。三回以降はライアンと菊池のヒットのみ。吉村は5回85球5安打2失点だった。

吉村は次の日曜日、阪神戦(甲子園)で5回91球4安打1失点。なかなか安定した投球が続いているが未勝利だ。

前回、吉村と投げ合った玉村はヤクルト打線に対して5回92球3安打7三振3四球1死球で2失点だった。

2ランを打たれた山田は今はいない。濱田に2安打され、オスナには2四球。

玉村は先週日曜日のマツダスタジアムでお立ち台に上がり、自身と秋山のバースデーをアピールした。しかし誕生日ネタは秋山がもう使ってしまった。

ならば新たなネタができるような投球でヤクルトにリベンジするしかない。

先週の巨人戦では初回、先頭のオコエにスタンドに運ばれた直後から持ち直した。三者凡退は1度だけ。それでも七回ツーアウトまでよく投げた。

床田用に右打者を多用した前日のヤクルト打線は“4点も”奪うことに成功しており、きょうも似たような打線を組むだろう。リードする坂倉の腕の見せ所ともなる。

黙って3連敗するような高津監督ではない。このカードは常に最後まで縺れる展開になりそうだ。

なお、正午過ぎの時点で、広島市内は晴天だが微妙な雨雲が接近中。

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