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けんか仲裁番長

11月20日(日)に開催したリアライズ文華落語塾発表会。
第一部の四番手は「楽天家シロー」さん。

リアライズ文華落語塾では一大勢力を誇る「楽天家一門」のひとり。

ちなみに「こらんぷ亭」を名乗っているのは、ぼくだけです。

楽天家シローさんの噺は、「胴乱の幸助」でした。

けんかを仲裁する噺ですね。

「けんかをやめて~♪ ふたりをとめて~♬」

というメロディーが頭の中で鳴り響くのですが、出てくる人物はむさくるしい3人のおっさん。

けんかの仲裁が趣味のおっさんの性質を利用しようっていう内容です。

けんかの仲裁とくれば、仲直りの盃。まあ、飲めるわけですな。ただで。

ただ酒飲みたい2人組とけんかの仲裁が趣味のおっさんのやりとりがおもしろいんですね。

展開は読めるんですが、読めるだけにおもしろい。あえて、読みを外さたり、話し手と聴き手の駆け引きみたいなものをたのしめるのも、この噺のおもしろいところです。

楽天家シローさんの風貌が、けんか仲裁好きのおっさんに重なるんですね。なので、余計に想像を搔き立てられます。

噺の前半で仕込み、後半にかけて笑いが多くなっていくので、持続した笑いになり、噺の印象が残りやすいと思います。

楽天家シローさんには、リアルでけんか仲裁をやってもらいたいものです。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。