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【演者紹介】「またぎ」と「あほ」

リアライズ文華落語塾の紅一点である「たいがー亭ばあむ」さん

今回は「池田の猪買い」という噺を演じられます。

いのしし狩りをする噺になるのですが、登場人物の「またぎ」と「あほ」の掛け合いがおもしろいんですね。

噺のみどころはたくさんあるのですが、ぼくとしては「たいがー亭ばあむ」さんが、「あほ」の役を演じているときの”照れ”がツボに入っています。

調子の高い「あほ」がおもしろいんですが、「あほ」の役に入り切れない「ばあむ」さん自身の葛藤の模様が個人的にはおもしろいんですね。

前回の発表会でも登場人物に「あほ」がいたのですが、そのときも”照れ”の葛藤がみられていました。稽古中も”照れ”が発動してうまくいかない様子でした。

けれども、本番では、見事に「あほ」となっていたんです。ばあむさんの「あほ」がおもしろかったということを僕たちは知っているので、今回も本番で、バッチリと「あほ」を発揮されるだろうと思います。

ばあむさんの「あほ」になりきるまでの葛藤から克服していく過程が演技にでていておもしろいんです。

また「またぎ」が猟銃をかまえてイノシシを狙う場面なんかも、個人的にはツボとなっています。

どんな「またぎ」と「あほ」になるのか、当日がたのしみでなりません。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。