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落語の稽古

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落語塾での稽古模様を記事にしています。
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2022年6月の記事一覧

聴く稽古と喋る稽古

車の中では聴く稽古し、早朝の誰もいない会社で台本片手に喋る稽古をしています。 喋る稽古では、台本が肚に入っていないので読みながらの稽古です。 読んでいると、舌がまわりにくかったり、覚えにくかったりする台詞があります。都度いい回しを変えて、テストしていきます。基本的には音源を起こした台詞でいきたいのですが、舌がまわらないと、そこでつっかかってしまうので、まわらない台詞は変えるようにしています。 また一言一句を間違えない覚え方をすると、台詞をひとつ忘れてしまうと、そのあとの台

稽古は意思力よりも環境が大切

早朝から稽古すると、気がよくなります。朝っぱらから気乗りなんかしないのですが、稽古をしなければならない関係もあり、早朝に台本読みの稽古すると、強制的に気がよくなってしまうようなのです。 台本を覚えようと思うと、感情込めて台詞を回すし、首を振ったり、手振りしたりとボデーアクションが伴ってきます。感覚と連動させると台詞が覚えやすくなるんですね。 さらに、頭の中で舞台をイメージしているので臨場感をもって覚えていくことになります。そんなことをやっていると、だるい朝であっても、気が

稽古日

先日2回目の稽古日であった。台本を整えて、台本片手にざぶとんに座って稽古を行う。セリフがまだ肚に入っていないけども、気の入った稽古ができたと思う。 実際、文華師匠から「今回は、気ぃ入れて稽古してはるな、普段からやっているのが見えるわ」と言われ、ホッとした。 まあ、きちんと稽古してるかどうかは、一発で見抜かれるっちゅうことなんですけどね。。 つづけて、「おもろい感じになりそうやから、次回から言い方とか仕草等やっていきましょ」と次回に向けての言葉をもらいました。 細かなこと