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ジョブズとすい臓がん

彼が生きていれば今年66歳のお爺さんである。
彼は十代の頃から果物と野菜しか食べなかったし、断食が趣味だった。
うむ、すい臓がんになる理由がないような。

ナツメヤシやアーモンドや人参を食べた。
タンパク質が不足するんじゃないの?
彼こそはヴィーガンの先駆者かもしれない。
無駄に長生きすればいいってもんでもないし。

惜しい人を亡くしましたと言うと、じゃ惜しくない人はどうすんのとなる。
死んだ時がその人の死に時なのである。もし仮に手術を受け延命しえたとしても、彼は不服であるに違いない。

彼は肉とパンと牛乳も止めた。えっ、今話題のグルテンフリーかつカゼインフリーだよ。
此処でも時代を先回りし過ぎている。
スープにバターが入っていると知って口から吐き出した。徹底してますなぁ。
人参サラダを食べては断食を繰り返した。
タンパク質摂ろうよ。

これは不食人間の先駆け、未来人の姿だよ。
彼は千年以上先を行っている。
人間はタンパク質で出来ている。だから
タンパク質を断つのは、人間存在を卒業したいと言う意思表示でもある。
因みに彼はバジルパスタなら食べたらしい。

それではなぜ彼は、すい臓がんにならねばならないのか?
いよいよ核心部分に迫ります。
野菜は身体にいいはずだから、野菜ジュースも身体にいいはずだ。
フルーツは身体にいいんだからフルーツジュースを飲む。
どうなるか分かりますか?
答えは、果糖(fructoseフルクトース)の過剰摂取でまず糖尿病になる。
次にインシュリンを出し続けたすい臓は、壊れてすい臓がんになる。
つまり、グルテンフリーでカゼインフリーまでは良かったが、「果糖フリー」になっていない。此処がジョブズの盲点であった。
砂糖と果糖、つまり糖質が彼を参らせた。

脳はブドウ糖で生きている。だからブドウ糖だけ摂取してれば生きていける。そう考えがちだが、摂取したら、次は消化し吸収するというプロセスが、人体には必要なのである。
消化器官が消化に失敗したら病気を発症してしまう。
恐らくインシュリンの過剰分泌が彼をすい臓がんにしたのである。

霊能力者のエドガー・ケイシーが「一日一個の生アーモンドを食べろ」と言った。
ジョブズはそれに影響され、生アーモンドを食べて、すい臓がんになったと主張する人たちがいる。
種子(たね)には酵素阻害物質やタンニンが含まれ、すい臓に負担をかけると言う。
つまりタネは発芽させるかもしくは炒る(ロースト)方が毒性が抜けると言う説である。
だから生(なま)で種子を食べたら身体に良くない。
果たして「生アーモンド」は栄養なのか毒なのか?誰か研究して頂戴な。
タネに含まれる有毒成分はアブシシン酸やフィチン酸で、ゴマだって生で食べず炒ってある。
それに対し、炒ると油分が酸化劣化すると反論する人たちもいて真実は闇の中です。
人類にもっと知性を与え給え!








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