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災害大国に生きる

日本は地震大国だが、津波大国とは呼ばれて無い。来たる南海トラフに、また「想定外」を連発するのは見苦しい。未だに海抜ゼロメートル地帯で、のほほんとしてるのは如何なる料簡(りょうけん)なのか。被災したいのかしら。もし大津波が押し寄せたら、今世紀最大とか記録的とか、ありきたりな形容詞で形容するのだろう。モンスター級の津波なら30mくらいは覚悟しないといけない。いつ来てもオーケーです、準備万端です、来るなら来いと言う人は、どれ位いるのだろうか。日本に限らず、これからは大国の国民がその覚悟と真価を問われることだろう。大国風(かぜ)を吹かしている場合では無い。地軸の変動だって想定内なのである。大陸が二つに割れたり、水没したとしても、腰を抜かすべきではない。この世は、アドベンチャーワールドなのである。普段から、天変地異もまた楽しからずやという心構えで、来たる南海トラフを迎え撃つしかないだろう。

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