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不健康とは何か?

不健康とは、自分を外界と切り離され、孤立した一個の個体、肉体、肉の塊と誤解した時に生まれる。そうではなくて、自分とは無限に循環する生命現象なのである。つまり血液循環であり、体中に酸素を送り込む呼吸器系統なのである。外から飲食物と酸素を取り込んで、それを体中に循環させる。この循環がどこかで妨げられたら病気となる。だから健康とは、自分をエネルギー循環と捉え、滯(とどこお)りを無くしていく、悩みや固執を停滞と理解し、その解消に努めることである。病は気から、気の流れを停滞させるから病気になる。自分の気持ちを何かに固定することを固執とか執着と言い、この拘(こだわ)りが身体に停滞を生み、肩こり、胃潰瘍、肺炎と身体部位に表面化する。ストレスとトラウマの連続攻撃で身体はボロボロになっていく。悩みと固執と拘りがエネルギー循環を妨げ、免疫力を弱める。外界も自分もエネルギーの流れであり、停滞させなければ、健康は永続的に維持され、この世の生はそのままあの世の生へと支障なく流れ込む。生命の流れにとって、この世かあの世かはどっちでも良くて、生命エネルギーの無限循環のみが存在する。その時死と不健康は、宇宙の彼方に霞んで見えなくなる。

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