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愛とは安心である

人間は、楽園から追放された時点で、失楽園に居るのではなくて、生き地獄の住人である。人類は、発生した時点で既に「愛の欠如」であった。だから愛してますと言うセリフは、「愛の欠如」という基盤の上でのセリフにすぎない。故に移ろい易く、長続きしない。人類史が、戦争の歴史、破壊と殺戮(さつりく)の無限反復なのも「愛の欠如」と考えれば納得がいく。敵を皆殺しにして、大喜びし祝杯を上げる。殺戮が快感なのである。なぜそうなって仕舞うのか。自分の心の奥底に、根源的不安が巣食っていて、それが侵略と略奪へと駆り立ててしまう。今現在貴方の心にある「安心の分量」が、楽園からの距離として逆算できる。自分の人生が、基本「安心」「安らぎ」「癒やし」の中に居ないなら、楽園とは逆方向に歩んでいる事になる。心の根底に「安心」が有るなら、世の中何が起きようが、不安に陥る事は無い。

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