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芸術とは過程か結果か..3

感性≒一縷
 きれいな景色が目の前に広がっている。

海が日に照らされて、チラチラと輝いている。

山も舟も美しく見えて、芸術的だと私は感じた。
...としよう。

私はこれを芸術的だとは思ったけれど、芸術だとは思わなかった。

では、その風景を一枚の写真に全てを切り取って収めたとしよう。

その写真は芸術だろうか?

私は、芸術とは創作されたものであろうと
考える。

であるならば、自然がいかに美しく、心を揺り動かそうとも、それは芸術ではないのである。

虹、オーロラ、朝陽、夕陽、雲海、皆既月食、
流星群、ナイアガラの滝..それは事象である。

同じことを繰り返すが、芸術的な美しさを構図や光の入り、etc、緻密な計算、段取りの上、

今、その時が完璧である、とカチリとシャッターを切り、

創り出されたその作品は芸術になるのだろうか?

想うに芸術であるとする条件の一つとして、

其処にエゴが存在するか、

強い自我が感じられるか、

というものがあるのではないだろうか?
(次回、自我篇)
             to be continued

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