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夏が終わるときの感情

 全国七大学対校陸上競技大会,通称「七大戦」が終わりました.簡単に言うと,旧帝国大学(北海道,東北,東京,名古屋,京都,大阪,九州)の対校戦です.
 こうやって書いてみると,北の2つと西端は「地域名」,真ん中4つは「都市名」なんですね.経緯を昔聞いたことがあるような,無いような・・・開設した時期によって違う,とかいうような話だった気がしますが,違ったっけ?
 七大戦は,上位大会につながるような競技会ではないにもかかわらず,同じような境遇の学生での対校戦なので,上記大学ではどこも力を入れている大会なのです.北大以外の実情を正確に知っているわけではないけど,北大を含むほとんどの大学で七大戦が大変わりの節目にもなっていることから,「そういうこと」なんだろうと思います.
 七大戦は非常に良い大会ではあるけど,変えていった方が良いよなぁ,と思うところもいくつか・・・それは今後何かの機会に.

 さて,7月27~28日に行われた今年の七大戦.
 北海道大学は,男子7位,女子4位という結果でした.男子は6位に結構離されての7位,女子は3位と同点ながら,優勝種目数で4位に甘んじることに.結果については,原因を挙げてそれを克服できるようにしていくしかないので,ここでは置いておくとして.
 上述通り,北大では七大で代替わりになるんだけど,大会中~後に部の幹部(主将とか各パートの長とか)や次期幹部と話をすると,選手として,または引っ張っていた(いく)立場として,それぞれが満足や後悔,希望や諦観を,淡々と話したり涙ながらに話したり.選手の感情の動きに,こちらの感情も平穏ではいられなくなる.学生の選手にとって大きな節目で,併せて私にとっても1年を通じて「これでよかったのか?」と振り返る節目でもあります.七大戦後は,他の大会にはない特有の感情があるなぁ,と.

 北海道開催を除き,札幌よりはるかに高温の場所に出向いて大会を行い,札幌に戻ると暑さの質が違うことを痛感する.今年に関していうなら,大会の環境と札幌に戻った月曜日で15℃くらい違った.気温のせいかどうかわからないけど,揺さぶられた感情も急激に冷やされる・・・
 夏は終わって,日常が続く.
 気持ちとしては,辛さ7割・甘さ3割,の風景.
 感傷に浸っていないで,来年の「夏」に向けて,また情熱をもって進んでいかないと.

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