春シーズン序盤が過ぎて
北大陸上部の監督として,金栗記念から始まり,学生個人選手権,兵庫リレーカーニバル,木南記念と,4週連続のビッグゲーム続きを終え,さらに4日の北海道学連競技会第2戦も終了(4月24日の北海道学連第1戦は兵庫リレカと重なってて不在にしました.すみません).
ビッグゲームの方は,まずは故障もなく,無事に終えられたことに安堵.成績としては「もうちょい欲しかったな・・・」というところ.けど,数年前は春のグランプリシリーズに出られることなど考えていなかったので,遠征続きを経験させてもらえるというのは有難い限り.学連競技会は,午前中雨,午後から暴風と散々な環境で,記録も参考にならんな,という感じ.まあ,この時期は仕方ないよね.直送路のハードル種目において,+8.6や+9.5でもぶつけずに走り終えた,というのはプラス評価なのかマイナス評価なのか・・・
指導者側の反省点を,備忘も兼ねて残しておこう.
全国クラスのレースについては,考えていたプランが曖昧になってしまったレースがあったことが挙げられる.それぞれのレースに対して,「こう走ろう」というプランは作っていたけど,当日の気温や棄権者,そこまでの成績から,中途半端な撤回になってしまったことがあった(学生個人選手権予選と木南記念).プランを撤回するなら,どう走るかをもう少し丁寧に考えてからスタートするべきだったと感じている.次に,レース間の練習について,やや場当たり感になってしまったことも否めない.疲労に合わせて柔軟に対応することは必要だし,レースで見つかった課題を解決しておく必要はあるのはもちろんだけど,もう少し戦略を明確にしたほうが良かったかもしれない.
学連競技会は,記録が出ないことは最初から想定していた.気象状況により,それ以上に記録は出なかったけど.ただ,ちょっと思っていた以上に疲労がある状態での出場になってしまったかな・・・と反省.大きなけが人は出なかったけど,複数種目出場者が後の種目を棄権してしまうことがちょくちょくあった.環境的に棄権已む無し感ではあったけど,3週間後に北海道インカレがあることを考えると,ちょっともったいないかった.
遠征ではずっと同じ種目のことばかり考えていたけど,「陸上競技」全体でいろいろな種目のことを考えている方が合ってるな,という気がする.要らぬところに口出しして叱られることもあるけどね(笑).
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