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運を動かす

 北海道大学陸上競技部監督として,5月27~28日の北海道インカレ,6月9~12日の日本選手権(関係した種目は9~10日),6月12日の北海道大学対東北大学対校戦,と大小取り交ぜた連戦がひと段落.
 といっても,このあと6月22日のホクレンディスタンスチャレンジ(DC)深川,7月2~3日の北日本インカレ,7月9日のDC北見,7月16日のDC千歳,同じく16~17日の北海道選手権,7月30~31日の国立七大学対校戦とまだまだ続くよシーズンは,なんだけど.
 このように大会を順調に消化できるのは2年ぶり.いくつかの制限や手続きはあるものの,競技することが普通にできるようになって本当に良かった.

対東北大戦閉会式直後の様子.対東北大戦も2年ぶりの開催.レベルの高い大会ではないけど,「いい大会だなぁ」と実感.

 肝心の大会の成績だけど,個人としてもチームとしても,思い通りの成績は上げられなかった.北海道インカレは男子の総合優勝を,対東北大戦も男女とも勝つことを目指していたけど,残念ながら数歩及ばず(道インカレは男女とも2位,対東北大戦は男子は負けて女子は勝った).日本選手権については,状態は出来上がっていたけどレース展開でやられてしまった・・・日本選手権の男子1500m決勝と,対東北大戦の男子総合は「頼むからもう一回やり直してくれ~」という気持ち.でも,それも含めて陸上競技,というか,それも含めてスポーツ,ですよね.

 選手のころから,また指導者になってからも,いわゆる「勝ち運」にあまり恵まれているような気がしない.自分の関わっているチームや個人が,惜しい敗北,不運な展開,になってしまったときに,「俺の勝ち運の無さゆえにこうなってしまったのか?」と感じてしまう.でも,チーム全体や他の個人の「勝ち運」を帳消しにしてしまうほどの影響力を私が持っている,というのも思い上がった考え方な気もする.私自身が私の人生を人によって簡単に変えられたくないように,私によって人を変えられるとも思いたくない.
私は私の人生を生きていて,その経験の積み重ねが今なんだけれども,結果として私のものとして勝利を経験できないのだろう.他の人は他の人の人生の中で,これまた勝ったり負けたりというものがあるんだろうけど,私がそれを経験することではないわけで.

 ・・・考えていることはぼんやりあるんだけど,人に伝わる説明が難しい.うまく言語化ができていないなぁ.
 ただ,現状では不運を乗り越えて勝てるほどの力がない,というのは事実.この先続く大会に向けて,力をつけていくしかない.
 元気出していきましょう.


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