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高橋幸宏さん、ありがとう!

YMO の一人、
ドラムの高橋幸宏さんが
1月11日に
お亡くなりになりました。

2020年に脳腫瘍の手術を受けられ、
昨年も闘病を続けていました。

デビュー50周年記念ライブに向けて、
治療とリハビリに
専念していましたが、

予定されていた公演は
昨年の9月、
本人不在で実施されました。

私自身は、今から23年前、
18歳の頃に YMO を知り、

そこからずっと、
YMO や各メンバーのソロ作品に
触れてきました。

いつかこういう日がくることも
覚悟はしていましたが、
現実になると、
なんともやりきれない気持ちです。

これまで、YMO では、
細野さんや教授について
書くことが多かったので、

もしかすると、
誤解される場合も
あるかもしれませんが、

私にとっては、
三人とも大好きですし、
非常に尊敬してきた
クリエイターでもあります。

ただ、幸宏さんの持っているものは、
私からもっとも遠いもの
という印象もあり、

これまで、うまく文章に
することができずに、
ここまできてしまったのが
正直なところです。

幸宏さんといえば、
YMO の三人の中で、
もっともロック色の強い
メンバーだった印象があります。

若い頃から、ビートルズをはじめ、
イギリスのロックに影響を受け、
自身の作品にも
色濃く反映されてきました。

ファッションや美術への
造形も深く、

YMO 時代から
ファッションブランドを持ち、
ファッションデザイナーとしての
顔も持っていました。

▼このコスチュームも幸宏氏のデザイン

一方で、若い頃から
神経症を患っており、
その治療のためにはじめたのが
趣味の釣りだったそうです。

これも YMO の活動期のことですが、
あまりにも釣りが好きだったため、
自身がパーソナリティーを
務めていた

ラジオの『オールナイトニッポン』で
釣りをしながら、
放送したエピソードは、
伝説にもなっています。

映画では、10代の頃から
フランスの映画を好み、

中学生時代に『男と女』を
18回も観に行った
という話も忘れられません。

こういったシリアスな面が
ある一方で、

YMO の他のお二人と同様、
お笑いも非常にお好きで、

イギリスのコメディグループ
「モンティ・パイソン」を
こよなく愛されていました。

俳優の竹中直人さんと
親交が深かったのも、

そんな幸宏さんの
お笑いのセンス
と合ったんでしょうね。

(お互いのテレビ、
 ラジオ番組に
 ゲスト出演し合うことも)

しかしながら、
私は幸宏さんの愛した
これらの作品について、
深く知りません。

『男と女』も観たことがないし、
モンティ・パイソンも
観たことがないんです。

幸宏さんのソロ作品も
すべては聴けていません。
(これは細野さん、
 教授に関してもそうだが)

そのことが、
今となっては
悔しくも思います。

とにかく、幸宏さんの
叩くドラムが、
繊細な歌声が、
飛び抜けたセンスが
大好きでした。

これからも幸宏さんの
残してくれた作品を
愛し続けたいです。

その想いを今後、
記事にしていきたいです。

今まで本当に
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

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