ある "たましい" の救済の物語 〜 ばってん少女隊 アルバム『九祭』 に乗せて〜②

第一章 過去への旅

第二夜 “ わたし、恋始めたってよ! “ 〜心が見えた気がしたあの頃〜

あれ…?
ワタシ、何してたんだっけ…
なんか夢でもみてたみたい。
やるせない日々…もの足りない日々…祭囃子…

ああ、そうだ。
ワタシね、恋を始めたんだ。
「恋を始めた」なんて、ドラマみたいな言い方?
いいじゃない、それほどのことなんだから。
「恋」っていうのは。

都会の生活にもずいぶん慣れて、いろんな経験もしたよ。
そう、都会の人付き合いはね、軽く表面的にこなしていくのがコツ。
考えすぎてもいいことない。
どうせ心で付き合おうと思うと裏切られる。

でもね、今回の恋は違うんだ。
なんだか胸のうちが泡立っているようで。
 ー 想いが抑えれない ー
 ー 鼓動が止まらない ー

恋なんて軽いフェスみたいなもの。
次から次へと出てくるステージに、適当に体を合わせていればいいんだもの。
分かり合えなくたって、感情の不一致だって、そこそこ楽しめる。
 ー そんなふうに思ってたのに ー

会いたいな
伝えたいな
つながっていたいな
って思うとね、涙こぼすくらいボロボロで。
まったく意味わかんないよね。

ワタシの内にも、いろんな感情があるの。
いろんな想いがあるの。
だから…

ココロに寄り添ってほしい。
 ー そんなことができるのかしら ー
思い出を一緒に刻んで、ワタシのココロに寄り添って欲しいです。

 ー 鼓動が止まらない ー
 ー 君が鳴り止まない ー

でも、きっと「好き」とは言えない。
伝えられない。
だって、君とワタシ、気持ちが全然、釣り合ってないじゃん。
君は透き通ったまま
ワタシだけいつも切なくて

ココロが乾いて、ひび割れていく。
夢の中でもすれ違って…
そして日々は過ぎていく。

こんなにも苦しいのなら
この苦しさから解放されるなら
いっそココロなんて…

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#BATTENGIRLS  
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#わた恋 #九州

※ 歌詞の解釈、ストーリーは、公式見解とは一切無関係です。全てはアルバム『九祭』を聴いた、この文章の作者の妄想であり、感想です。

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