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コラム:ドキュメント不在による作業の属人化

こんばんは。
てりーです。

今日は、作業の属人化というお題で書いていきます。これも業界あるあるです。ドキュメントがない、というのがどれだけの問題を引き起こすのか、書いていきます。

作業の属人化


システム仕様書など、ドキュメントがない職場が結構あります。ドキュメントを書くのが面倒くさい、あるいは仕事に追われて書く暇がないのか、理由はいろいろだと思いますが。

また、一度作ったものの、システムがどんどんアップデートされていき、ドキュメントの情報とギャップが出るようになるケースもあります。ドキュメントを更新する気力をなくして作らなくなるようです。(^_^;

すると、担当者以外わからないという状態になり、作業の属人化と言われる状態になります。由々しき問題です。

で、何とかしたいね、と思っているのであればまだ良いのですが。。。

こういった職場の特徴として、あまり問題だと思っていないのか、ドキュメントを書こうとする意識すら感じられないこともあります。人によっては、平気で「コードに全て答えがある」と言い出される方もいます。

ドキュメントがなかろうとも、コードを読めば何とかなるということだと思います。まあ、読めばわかるでしょうが、都度コードを読まなければならないということは相当に無駄なエネルギーをかけていることになります。

しかし、担当者にとっては都合がいいこの状態


作業の属人化問題はさっくりとは解決しません。

なぜかというと、作業の属人化というのは「〜のことはAさんしかわからないから、Aさんに聞こう!」という状態なのであり、必然的にAさんの価値を高めているからです。

まあ、担当者にとっては都合がいい訳です。

Aさんがドキュメントを作りにかからないと、この状態は解決しません。改善されるかどうかはAさんの考え方によりますが、なかなか難しいことが多いでしょうね。

一番悲しい事態が、仮にこのAさんが、何かのタイミングで退職されたとします。引き継ぎが十分に行われなかったとすると、誰もわからないという状態が発生します。

新しい担当がつき、不明点につき先頭からコードを読むことになります。かなり無駄なことをしています。

やっぱりドキュメントが重要


不幸の連鎖を断ち切るには、ドキュメントをきちんと作るしかありません。担当者が目覚めてくれるのが最高ですが、うまく依頼するしかないでしょうね。諸事情で難しいケースもあるかもしれません。

解決策としては、エンジニアを採用する時、実装が得意な人間を普通に採用するのではなく、ドキュメントをひたすら書くのが得意な方を一人入れます。そして、ドキュメントの整備をひたすらしてもらいます。

ドキュメントが整備されれば、開発効率が大幅に向上すると思います。本当は、それだけドキュメント整備というのは時間をかける価値があるものだと考えます。

それでは、また。



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