生き方哲学カフェ

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生き方哲学カフェ

生き方哲学カフェは、人生や生活のなかで感じ取った問いを《自分自身で、仲間とともに》語り、考える場です。コロナ流行にともない、現在オンラインで開催しています。ふらりとカフェに立ちよるように、〈哲学対話〉しませんか?

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ご来訪ありがとうございます。 生き方哲学カフェへようこそ! 生き方哲学カフェは、人生や生活のなかで感じ取った問いを《自分自身で、仲間とともに》考え、語る場です。名古屋・栄と緑区で毎月開催していしたが、現在オンラインで開催中。 カフェにたちよるように、ふらっと「哲学」していきませんか? ☕はじめに ~生き方哲学カフェとは ☕進行の仕方 ☕過去の活動 ☕Twitter (今後の予定)

    • 哲学カフェ#17「しあわせ」

      あなたは今幸せですか? ーー満面の笑みで「はい!」と答える人はあまりいない気がします。 「はい」と答えない理由は、ひとつは遠慮だったり、ひとつは事実不幸だったりするためでしょう。もう一つより深い理由として、私たちは自分がどうなれば幸せなのか、どういう状態が幸せなのかよくわからず、問いのまえで困惑しているのではないでしょうか。 困惑は一時的なものであり、生活に戻ることもできるでしょう。しかし、私たちは哲学者(あなたも!)。問いを捕まえ、問いに憑かれて、哲学対話を行いまし

      • 哲学対話ってどんなこと?

        「日ごろ、私たちがあたりまえのように思って片付けていることの背後には、ワクワクするような問題がたくさん隠れています。そして私たちには、その問題を考える自由が与えられているのです。……哲学とは人生に関する深い真理を教えてくれるものだ、というのも嘘ではないですが、その真理に触れることができるのはこの遊び場[=好奇心と探究心に満ちた子どもの遊び場]でクタクタになるほど遊びほうけた後のことなのです」永井均『翔太と猫のインサイトの夏休み』前書きより 私、あずまが哲学対話に関わりはじめ

        • 哲学カフェ#16「家族」

          今回のテーマは「家族とは誰か?」です。 私の実家は母、私、弟の三人家族です。母と「父」は私が物心つく前に離婚し、私は「父」の顔も声も知りません。ここで仮に「父」と表記しましたが、その男性と私には遺伝子と養育費程度のつながりしかありません。彼は「父」と言えるのでしょうか。 はたまた「私が誰かと家族になること」についてはどうでしょうか。もし母が再婚し、ポッと出で「新しい父」が現れた場合、その彼は「父」なのでしょうか。また、異性と婚姻届を出せば法的に家族になることは可能ですが、

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        • 生き方哲学カフェ活動レポート
          17本
        • 哲学対話エッセイ
          2本

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          生き方哲学カフェ#15「他人の理解」

          今回のテーマは「他人を理解するってどういうこと?」です。 人はなぜ分かり合えないのか……。 いや、そもそも人はわかり合いたいのでしょうか? ・何の変哲もない人として通りを歩くこと。 ・コンビニでスムーズに買い物をすること。 ・「家の中」に立ち入らず、「玄関先」で会話すること。 私たちは普段の生活のなかで自分を隠せなくなることをこそ恐れていないでしょうか。 ……。 いやしかし、自らを隠しながらも、気づいてほしい、見つけてほしい、という思いも持っています。半ば諦めがちに手を

          生き方哲学カフェ#15「他人の理解」

          生き方哲学カフェ#14「おもしろさ」

          「最近おもしろかったことはなに?」 ……会話につまったときに時々聞かれてしまう問いです。こういう問いは大抵自分がおもしろかったことを答えると、「ふーん」というリアクションで会話が続きません。自分がおもしろかったことではなく、その相手に、ないし、無難におもしろいと感じられることを答えないといけないトラップなのです。困ったものです。 本来、「何をおもしろいと感じるか」にはその人の世界の見方が色濃く反映されている、それ自体聞いて「おもしろいこと」であるはずですが、日常会話の空白

          生き方哲学カフェ#14「おもしろさ」

          生き方哲学カフェ#13「自由」part.2

          哲学対話の素材あつめの時間をうけて、いよいよ哲学対話にはいりました。ここでは話し合われたテーマについてダイジェスト版をレポートしたいと思います。 自由はあればあるほどよいか?『完全な自由』というものが想像しがたく、自由は程度のあるものだとすれば、自由さは何かと比べて自由だったり不自由だったりする、と推察されます。その「何か」とは何でしょうか。 「過去、他人、社会の期待との比較したときに、わたしたちは不自由を感じるのでは」 「それは、総じて、『理想の自分』との比較なのでは。

          生き方哲学カフェ#13「自由」part.2

          生き方哲学カフェ#13「自由」part.1

          今回のテーマは「わたしはそれを自由に選んだのか?」です。 私たちは普段の生活のなかで、様々な選択や決断をしなければなりません。 ●今日の昼ごはんは何を食べようか? ●あのスピーカーがめちゃほしい。けれど、今月はお金使いすぎている。しかし、めちゃほしい。買っちゃおうかどうしよう。 ●今月はランニングを週3でやるぞ。絶対やるぞ。 というような。これをする!と決めたとき、私は「自分で決めた」という感じがします。しかし、本当に自分で決めたのでしょうか? たまたま直前にみていたテレ

          生き方哲学カフェ#13「自由」part.1

          生き方哲学カフェ#12「つながり」

          星野源さんがとあるインタビューで、「うちで踊ろう」の歌詞についてこのように説明されています。 僕は、昔から「みんなでひとつになろう」的な言い方が好きじゃないんです。人と人はひとつにはなれない。死ぬまで1人だと思う。でも、手を取り合ったり、想いを重ね合うことはできる。そこに一つの大事なものが生まれるんだと思うんです。 星野さんは「重なり合う」ようなつながりを表現されています。つながりはしばしば、絵の具的な混ざり合いになって、つながった人それぞれを変えてしまいます。それは、1

          生き方哲学カフェ#12「つながり」

          オンライン哲学カフェ雑感

          4月より3回ほどオンライン哲学カフェに参加し、1回は主催をしてみて感じたことをまとめてみる。これからオンライン哲学カフェに参加しようと思っている方、同じように哲学カフェを開かれている方やこれから開こうとしている方の参考になれば嬉しい。 使用しているツールについてノートPC:Macbook pro。カメラ付き。 zoom:有料会員(2000円/月)。普段から使用している。哲学カフェのために有料にするならば参加費をとってもいいかもしれない。基本的にカメラオンで参加を推奨している

          オンライン哲学カフェ雑感

          生き方哲学カフェ#11「おとなになるってどんなこと?」

          みなさまいかがお過ごしでしょうか。息がつまりそうな昨今ですが、私たちは、安心して少しワクワクおしゃべりができる場として生き方哲学カフェを継続していきたいと思っています。そこで今回は哲学カフェをオンラインで初開催! まだまだやり方を模索中ですが、今回も楽しい会になりました。 哲学カフェ#11のテーマは「おとなになるってどんなこと?」。 あなたは自分がいつ「大人になった」と感じますか? 「自分はまだ大人ではないな」と感じるとしたら自分のどんなときにそう思いますか? 珈琲が飲

          生き方哲学カフェ#11「おとなになるってどんなこと?」

          生き方哲学カフェ#10「恥ずかしいのは誰か?」

          今回の哲学カフェは、「恥」がテーマでした。 恥という感情は、何か失敗したときに生じて、顔が赤くなったり、ソワソワしたりその場から離れたくなったりするあの感情です。しかし、どうもそれだけではなさそうです。例えば、子どもの頃、親に「恥ずかしいからやめなさい!」と言われたことが誰にでもあると思いますが、このとき、こう思わなかったでしょうか。「べつにぼくは恥ずかしくないんだけどな……」。誰が恥ずかしいのでしょうか?自分でないとすれば、親なのか? 周囲の人なのか? 彼ら

          生き方哲学カフェ#10「恥ずかしいのは誰か?」

          生き方哲学カフェ#9「どんな『からだ』を生きている?」

          生き方哲学カフェ#9はいつもと趣向を変えて、『記憶する体』の読書会を行いました。参加者は8名。ソーシャルフットボーラーのかなぶんさんをお迎えしてミニレクチャーをしていただいたのち、レクチャーの話や本のエピソードを引用しながら、<哲学対話>を行いました。今回のレポートはmoriさんにお願いしました。多謝! 誰もが自分だけの体のルールをもっている。階段の下り方、痛みとのつきあい方……。「その人のその体らしさ」は、どのようにして育まれるのか。経験と記憶は私たちをどう変えていくのだ

          生き方哲学カフェ#9「どんな『からだ』を生きている?」

          生き方哲学カフェ#7「自分らしさってなぜ大事なの?」

          自分らしさ。本屋では、「自分らしく生きる」「自分らしい最期」「男らしさ、女らしさではなく、自分らしさ」のような言い回しをよく見かけますが、どうもよくわからない言葉です。個性personalityと言い換えるのもなんか違う。もうちょっと心がザワツクなにかがある。なんだろう。何か大切なことを指しているらしいが、みんな意味がわかって使っているのだろうか。……ということで、第七回は、「自分らしさ」をテーマに哲学カフェをしました。会場はミチクサスクエアさん。参加人数は9人でした。 前

          生き方哲学カフェ#7「自分らしさってなぜ大事なの?」

          生き方哲学カフェ#6 「いい会話ってどんな会話?」

          こんにちは。初めてレポートさせていただくエミと申します。リーダーの聴きとりレポを読みながら、回想していきますね。 会場はいつもお世話になっている夢portさん!ありがとうございます。夢portオーナー様も含め、15名の方にご参加いただきました。 素材だしまず初めに、哲学対話の素材出しです。 「いい会話ってどんな会話?」というお題から思いつくことをそれぞれ語っていただきました。語れる時間は3分間という短い時間のため、凝縮されたそれぞれの語りがあり、この時間は「どんな話が出て

          生き方哲学カフェ#6 「いい会話ってどんな会話?」

          生き方哲学カフェ#5「人はなぜさみしくなるのか?」

          夜寝るとき、誰もが夜毎こうやってまぶたを閉じて自分一人になるのだと思うと憎たらしい相手さえなにか愛おしくなるような不思議な気持ちになります。続けて、私が人生を終えるときもこうやって一人になるのだ、と連想が広がり、うら寂しさでキュッと胃が痛くなり、いつのまにか寝入っています。今回の哲学対話のテーマはそんな「さみしさ」についてです。 (https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1607/18/news010.html より) 今回は開

          生き方哲学カフェ#5「人はなぜさみしくなるのか?」