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温冷交代浴

とあるサウナのドラマを見て、温冷交代浴という入浴方法を初めて知った。どういうものかと言うと、サウナで体温を上昇させた後、水風呂に入り急激に体温を下げ、またその後にサウナに入り体温を上げる。きっと正式なルールがあるのだろうが、ざっくりいうとそんな感じのものだ。要するに、暑いと寒いを交互に繰り返すという、一見、何の拷問?という入浴方法だ。

そのドラマいわく、短時間で体温の上昇と下降を繰り返すことにより、血管が収縮したり膨張したりする。それがポンプの要領で、体中にたくさんの酸素が送られ、多幸感を感じるらしい。

こういうことは何も温冷交代浴に限らず、人生全般に当てはまる。例えば、朝から何も食べずに働き、夜に帰宅した後にこってりしたものを食べるだとか、つまらないことをずっとやり続けた後に、好きな趣味に打ち込む。何かと何かの両極端を味わい、その落差に非日常を感じ、説明できない満ちた気持ちを感じる。

ギャップというものはある種、中毒性があり、危うい。楽しむのはほどほどがいいだろう。

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