見出し画像

昼休みの過ごし方

昼休みにみなさんは何をして過ごしていますか。

私は、オフィスの共有テーブルで家から持ってきた弁当を早々に食べ終えると、そそくさとオフィスを出て外に行くのが日課です。一人になって孤独から解放されるとはよく言ったもので、会社からなるべく物理的に距離を取るのが目的です。

私が行くところは様々です。前提として、会社の人に出会わなさそうなところ、というのがあります。

商業施設の地下駐車場の待合室。都会の喧騒の中なぜかそこにある古い神社の境内。大きな公園。ケータイショップの待合室。

冷暖房設備があり、ベンチがあり、人気がないところがベストです。

最近よく行くのは、本屋です。私と同じような考えの人はよくいるもので、リーマンが結構います。

神社で時間を潰していると、毎回いるなこの人という人に気付き始めます。きっと僕と同じ境遇なのだろうと、妙なシンパシーを感じるものです。しかし私がそう感じるということは、きっと向こうも、あいつまたいるな、と思っているはずです。このシチュエーションはどこかで見たことがあるぞ、と思ったのですが、「耳をすませば」の月島雫と天沢聖司の読書カードのエピソードなのでした。

きっとこの昼休みの数分の時間も、年に換算してみればそれ相当な時間のはずで、何かしら生産的なことができるのでしょう。しかし私はそう考えるのみで、ただ空を見上げるだけなのでした。

この感覚も何かに似てるなと思ったら、学生時代に昼休みにずっと寝たふりをしていたのを思い出したのでした。そうして暗い気分になりました。おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?