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コラム⑦食べ物の好き嫌いについての話

ご無沙汰しております(常套句)
生須です。何ヶ月ぶりでしょうか?
特に忙しかったとかではなくなんか別に書きたいと思うネタがなかっただけですね。

さて、今回は誰にでもある好き嫌いについて考えてみようと思います。
誰でも親から「好き嫌いをしてはいけません」って言われたことがあると思います。無い?いや多分1回ぐらいは言われたことがあると思いますよ。記憶を洗ってください(多様性を認めろ)

私は小さい頃(小学生くらい)に野菜全般や酢の物が苦手でした。
理由はなんだろう……?食べてて美味しくないし苦いし吐きそうになるしなんでこんなもの食べなくてはいけないんだ?ってずっっっと思ってました。
そのまま別に野菜好きじゃないな…と思いながら中学生、高校生となり、そして大学生となって少し経った頃に成人式があったんですな。
成人式自体は寝てたんで何も覚えていないんですが(最低)まあそれはどうでもよくて、成人式後に小学校の同窓会がありまして、これに参加して初めて気付いたことがありました。

みんな全然野菜食べないやん……

はい、パーティー会場みたいなところで立食形式のところで、男女まんべんなく居たかと思うんですが、誰もサラダやマリネ(玉ねぎ多め)やナスの揚げ浸しみたいなやつを食べようとしないんですよね。
私はいやしんぼなので誰も食べないならもらっちゃおwと思って別に好きでもないと思っていたナスを食べてみたところ、
「あれ、めっちゃ美味くね???」となりました。
あとあんまり好きじゃなかったしいたけとかしめじといったキノコ類もめっちゃ美味しかったです。
このとき、正直同窓会とかどうでもよくなって自分が苦手だと思っていたものを美味しく食べられるようになっていたことにすごく感動していました。
んで、なんで美味しく食べられるようになったのか考えたんです。
当時の私が導き出した結論はコレでした。

・子供の頃の方が舌が繊細であり、大人になるにつれて舌が鈍くなっていく
→その為、子供の方が野菜やキノコのえぐ味を感じやすく、食べづらい?

・子供の方が味に対する記憶が少なく、多彩な味に慣れていない。
→その為、複雑な味がするものから美味しい、というよりもまずい、という感情が勝ってしまう?

前者の例としては完全に主観から導き出しました。
20歳時点で、明らかに昔よりナスが美味しく感じました。
たまたま出されたのが美味しかっただけなのかな?と思ったけどその後家で適当に焼いただけの焼きナスを食べたんですが、めっちゃ美味しかったので
旬だったのかもしれない
自分の中での味覚がいつの間にか変わっていたということだと思います。
あとこれは最近(今何歳かは聞いてくれるな)の話なんですが、
人生で初めてゴーヤチャンプルーを食べたらクッソ苦くてたまげたんですが、数口食べているうちに慣れて美味い美味いって言ってました。
これも昔だったらとてもじゃないけど食べられなかったんだろうなと思います。

後者の例としては、これも実体験が多いです。
例えば、私の周りにトマト(個人差S+)が苦手な人があまりにも多いです。
以下、実際に聞いたことがある例です。

・トマトは無理だけどハンバーガーに挟まっているトマトはイケる
・トマトは食べ物じゃないけどトマトケチャップは最高
・トマトは嫌だけどモッツァレラチーズと一緒に食べるとウマい
・トマトは食べ物じゃないけどミートソースとかナポリタンは好き

苦手なものでも加工すればイケる?って人も結構いるみたいです。
イケるってだけで好きではないレベルの可能性もあるけど。

で、なぜトマトが苦手な人が多いのかというと、ああいう多彩(甘い、すっぱい、どろどろしている、皮が残る、汁がある、etc)な味の中で、苦手な部分が一つでもあるとそこが嫌で苦手だーって思ってしまうことがあるんじゃないかなと思いました。
つまり人と同じです。悪いところではなく良いところを探せ、と。(無理矢理過ぎる)

さて、結論です。(唐突すぎる)
私は別に食べ物の好き嫌いはあっても良いものだとは思っています。
だって吐くくらい嫌いなものを無理やり食べさせてもしょうもないし、
何より余計に嫌いになってしまうかもしれないじゃないですか。
ただ、全く食べられないままってのはもったいないと思うんです。
嫌いなままだと将来食べられる料理の選択肢が減りますし、
友人と食事行ったときとかにもお互い好き嫌いが多いと面倒ですしね。

たまにでもいいので、少し勇気を出して昔苦手だったものでも食べてみてはいかがでしょうか。意外と美味しいじゃん、ってことがあるかもしれませんし、やっぱまずいじゃねえか(半ギレ)ってなるかもしれません(笑)

(終)


追記
最近、歳のせいか好き嫌いとはまた別になんか身体が受け付けなくなってきてしまっているものもありますね…これは好きだけど食べられない、というある意味最悪のパターンなので、一概になんでも食べられることが良いことにはならないこともあるってことを身にしみて感じています。ままならないもんですね。(切実)

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