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【壱岐新報2022.9.16】認定こども園、事業の延期を決定

 市議会定例会9月会議の13日、12日付で認定こども園の建設計画を進めていた社会福祉法人北串会(雲仙市、中路秀彦理事長)から「事業の延期が理事会で決定された」との報告を受けたことを、白川博一市長は開会の冒頭で公表した。同会からは「急を要する案であったため、後日正式文書を提出する」とだけ説明があり、延期の理由などの詳細は現状のところわからない。白川市長は「議会には、正式な文書が届き次第、改めて今後の対応を報告する」とのみ述べた。急な展開に、執行部や各議員にも衝撃が走っている。


「認定こども園」事業の延期、詳細な説明はなし

一方で北串会は建設計画の見直し案を提示、今後の動向に注視


 郷ノ浦町柳田地区で民間事業として、来年4月開所予定の認定こども園建設計画を進めている北串会は、建設計画の延期を決めた一方で、新たに見直した園舎配置図や施設整備状況などを9日付で公開した。公開は建設の延期を決めたわずか3日前だ。

 当初の計画では遅くとも今月中に工事着工の見通しだったことから、同会による情報公開は初め、市民へ早期の理解を求めるためのものと思われた。

 ところが市議会9月会議の13日、白川市長は前日に同会から届いた建設延期の報告を読み上げ、事前の通知を受けていなかった議員らは疑問の表情を浮かべた。白川市長が述べた報告にも「後日正式文書を提出する」とだけあり、現時点で延期の理由や今後の方針、建設予定地を含めた計画の動向は見えていない。

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